新年明けまして、おめでとうございます!!
つい先日に2016年を振り返っての記事を書いたばかりですが、
今年もフィギュアにガレージキットにプラモデルと元気にブログをやっていこうと思いますので、
どうぞ、よろしくお願い致します~。
さて、新年早々、今年最初の記事ですが、
昨年、完成品工房La Plastiqueさんに製作代行をお願いしていて、
まだ紹介できていなかった「CtrlZ 艦隊これくしょん-艦これ- 榛名改二」をご紹介したいと思います。
「提督、新年あけまして、おめでとうございます!
本年も、金剛型四姉妹と榛名を、どうぞ、よろしくお願いいたします。
さあ、初詣に参りましょう。おみくじも、引いてみましょう。」
作品名 | 艦隊これくしょん~艦これ~ |
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キット名 | 榛名改二 |
原型 | CtrlZ(NAYUTAさん) |
製作 | 完成工房La Plastique(製作代行依頼) |
360°Viewerはこちら
こちらのキットですが、2015年2月に開催されたワンダーフェスティバル2015冬にて、
ディーラー名CtrlZさん(原型:NAYUTAさん)より販売されたガレージキットとなります。
製作をお願いした完成品工房La Plastiqueさんは、
以前、グリズリーパンダ 金剛デース!(榛名コンパチ仕様)をお願いした業者さんで、
榛名を完成していただいたあと、続けて、この榛名改二をお願いしていました。
(配色などは同じレシピで、とお願いしました。)
この榛名改二のポーズですが、ゲーム絵を元にした左手を前に伸ばした姿での立体化となります。
艦これのリリース以来、榛名は人気上位の艦娘として、
いくつか市販PVC完成品フィギュアやガレージキットで立体化されてきましたが、
私が見てきた中では一番再現率が高い作品だと思います。
それではいつも通り、順番にフィギュアを見ていきましょう。
左腕を伸ばした状態で今にも前に進みだしそうなポーズの為、
少し前に傾斜した状態となります。
背中にはガッツリと大迫力n艤装が付いているのですが、
こちらはムクのレジンでしたのでかなりの重量があります。
最初、支え無しで製作をお願いしていたのですが、
La Plastiqueさんに現物キットを見て頂いた結果、
支え無しでは保持させる事が難しいという事で2本の支え棒を設置していただきました。
あと、台座と榛名の左足を接続するベース基部もLa Plastiqueさんのご提案で
製作していただきました。
キットにはこの部分は付属していませんので、自作する必要があるかと思います。
(真鍮線むき出しであれば問題ありませんが)
続けて、上半身のアップ。
頭に付いている電探、複雑な前髪の形状、小さな髪留め、スカートのプリーツ&皺、
肩から腰に繋がっている布の動き等細かいところまで立体物として破綻無く再現されています。
胸のところにある紐の流れる動きやスカートのフリルもしっかりと造形されています。
反対側から。
右腕は主砲の上に添えられる形となっていますね。
右腕の袖の部分などはゲーム中での絵では見えない部分ですが、
しわ等しっかりと造り込まれています。
横顔も美しいですね。
次は顔のアップ。
ゲーム絵の通り、凛々しい表情となっています。
このキットには、瞳のデカールが付属していたのですが、
La Plastiqueさんへは手描きで依頼しました。
(付属のデカールは完成品郵送時に箱や説明書と一緒に返却いただきました。)
複製はベルグさんでしょうか?
とても綺麗に複製されていて、大きく目立つ欠けや気泡はありませんでした。
少し横の角度から。別の角度から見ても目の視線がずれているなどの問題はありません。
前の記事にも書きましたが、個人的な感想としてLa Plastiqueさんの描く瞳はとても綺麗です。
ラインにヨレが無く、虹彩のグラデーションも違和感無くキレイに色が変わっていっています。
今度は後ろ姿。どーんと艤装が腰から付いています。
真ん中の艤装と主砲の台座の艤装をつないでる部分がメカっぽい形状となっております。
ヒールは頭の電探と同じゴールドで塗装されているのですが、発色が綺麗ですね。
靴底や膝裏部分の塗装も綺麗です。
一応、艤装は3つのパーツに分かれるように加工していただいています。
真ん中の船体と左右の主砲を含む部分との接続部にネオジム磁石が埋め込まれています。
↓※La Plastiqueさんから製作途中の報告メールでご提供いただいた写真です。
上から見ると分かりますが、甲板部分の塗り分けもしっかりされています。
マスト、煙突、煙突上部、甲板のラインなど造形も細かいですね。
艤装側面。
しっかりとしたグラデーションで塗装されています。
艦底色の部分も少し暗めの塗装で重厚感を感じまますね。
艶消し具合がとてもいい感じですね。
次に艤装を見ていきましょう。
艤装の主砲には特徴的なダズル迷彩が施されています。
もちろん、キットでは塗り分けしやすいように細かくモールドが入っていました。
上から見ると艤装全体の形が分かりやすいですね。
右舷?側の主砲。こちらはダズル迷彩はされておらず、通常の35.6cm連装砲ですね。
防水布の形も布っぽくてイイですね。
今度は下から榛名を見上げてみましょう。
主砲下部の艤装の曲面が綺麗ですね。これもデジタル造形の特徴でしょうか?
アナログで円を作り出すのは(しかも左右揃えて)なかなか大変なのでは無いでしょうか?
この角度から見ると分かりますが、榛名の絶対領域が眩しいですね。
後ろ姿を下から。
この角度から見ればパンツが見えますね!!
脚の付け根の造形はしっかりと柔らかそうに造られています。
パンツの色はもちろん白で塗装をお願いしています。
ブーツの足首の皺も見どころですね。
右足の膝を曲げているところもしっかりと皺が表現された造形となっています。
通常の飾り方では見えないのですが、
一応、パンツの塗装は公式イラストのパンツにある黒いライン有りでお願いしています。
こちらはLa Plastiqueさんから途中経過の報告でいただいた写真ですが、
スカートを外した状態はこんな感じです。
パーツ形状の形でキャストオフした状態での展示は難しいかと思います。
(かなり加工すれば別だと思いますが)
NAYUTAさんによる原型はデジタルで造形されており、
胸のところにある紐、主砲上部や太ももにある三連装機銃など細かいパーツながらも精密に再現されています。
三連装機銃の銃口ですが、こちらはLa Plastiqueさんのご提案で開口していただきました。
キットの状態では穴は開いていませんが、
こうしたちょっとした加工で見栄えが大きく変わってきますので、
提案いただけるのは大変助かりますね。
あと、ブース?タイツ?と太ももの境目周辺のクロスしているところも
しっかりと塗り分けしていただけています。
また髪の毛や衣装のしわ等とても自然な形で造られていますね。
袖のくくり紐や露先、スカートの裾の紐まで細かく凸モールドが造られています。
塗装においても綺麗に塗り分けられていてはみ出し等はありませんね。
髪の毛は上から見るとその造形の美しさがわかります。
塗装のグラデーションも綺麗で立体感がより感じられますね。
勿論、左腕を伸ばしていますので、脇の下もバッチリ見えます。
う、美しい~。あと、脇の下の白い部分はサラシが見えているという事でしょうか?
あと、腰のところに艤装を差し込む穴は残るのですが、
艤装を取り外した状態の榛名本体のみでも展示可能です。
こちらもLa Plastiqueさんからご提供いただいた写真になります。
自分も艤装を外して撮影しようとしたのですが、
すべて組立たあと、艤装の重みなどの関係で艤装を外すと破損の恐れがありましたので
撮影出来ていません。
また、後日、撮影する事がありましたら、写真を追加したいと思います。
以下、色々な環境でこの榛名を撮影してみた写真となります。
オートバランスを白色蛍光灯にすると青みを帯びた写真となり、
何か不思議な色合いになるので個人的には好みですね。
窓際にフィギュアを置いて露出を明るめに撮影すると、
白背景の写真を簡単に撮る事が出来ます。
ただ単純に撮影すると顔や正面側が影になってしまうので、
レフ板とフラッシュを使って、こちらからも光を当てるようにしております。
以上、CtrlZ 榛名改二のレビューは以上となります。
CtrlZさんは次のワンフェスに「Fate/Grand Order 酒呑童子」を販売予定のようです。
ツイッターでも情報を発信されていますので、
気になる方は事前にチェックしてみては如何でしょうか?
完成工房La Plastiqueさんは、今回2回目の依頼となりますが、
前回の榛名と変わらず素晴らしい完成品に仕上げていただけました。
許可をいただいていますので、今回の料金などもここで報告したいと思いますが、
この榛名改二の製作費用は、¥105,000-でした。
(キットの郵送料等は別)
最初の見積りでは、製作代金¥100,000-という事でしたが、
途中、台座のサイズアップをご提案いただき、対応をお願いしましたので
その追加代金が+¥5,000-となっております。
※こちらは台座のサイズについてご提案を頂いた時の写真です。
こちらからの要望についても丁寧に対応いただき、
前述したようにベースのサイズや機銃の開口などのご提案もいただけました。
製作過程についても、細かく報告をいただいていましたので、
進捗の把握も問題無く、途中で不安になる事もありませんでした。
(一応、誤解があってはいけないので記載しますが、
今まで製作代行をお願いしたところで、音信不通になった事は無いのです。
ネット等では時々、音信不通になって不安だったという声を聞いたことがありますので
この点は安心してもらって問題無いと思います。)
以下、報告時にご提供いただいた写真です。
■仮組
↓全体塗装
↓面相及びベースコート
↓完成
もし、手元にガレージキットがあって、
製作代行のお願いを検討されている方がいらっしゃいましたら、
是非、La Plastiqueさんへのご依頼も検討してみてください。
現時点では、2017年5月までは予定が入っているようで、それ以降の製作となりそうです。
これからワンフェスがありますので、自分で作る自信が無い方でも、
気になるキットを手に入れてみて、製作をお願いしてみるのも良いかと思います。
(作れないと躊躇するよりも、まずはパッと買ってみては如何でしょうか?)
このキット、実は色々あって、かなり思い込みがあります。
前の記事にも書きましたが、
仕事の忙しさから、元々模型から離れていましたが、
知り合いからガレージキットの製作を依頼された事をきっかけに模型作業を再開した直後、
家族の健康の問題で自宅でガレキを削ったり、塗装をしたりすることが
全く許されない状況になり、ショックを受けた時期がありました。
その頃、偶然、このキットを手に入れる機会があり、
ヤフオクに出品するか日本橋のお店に持っていこうかと思っていたのですが、
結局忙しかったのと、仕事場に置いていたので、そのままとなっていました・・・。
(この時に自宅にあったガンプラは全部売ってしまいました・・・。)
手元に残ったこのキットをきっかけに色々悩んだ結果、
ガレージキットの製作代行というサービスを知り、実際にお願いしていく事になりました。
また、この時に自宅以外でも模型が作れる模型製作スペースの存在も知り、
猫鯖さんやNextGateさん、One-Stepさんや凸+凹の店さんにお邪魔するきっかけにもなりました。
さらに大阪ねんど会参加についても、
ガレージキットの製作代行業者さんを調べる過程で
偶然開催予定を見かけた事がきっかけになります。
つまり、このブログに記載している記事のほとんどは、
このキットがなければ、存在していなかったということになりますね。
現在、こちらの榛名は京都のcraft space NextGateさんの完成品コーナーにて展示中です。
1月中旬ごろまでを展示予定といて考えていますので、
もし、実物を見てみたい方はNextGateさんに遊びに行ってみてください。
今回も長々とした文章になってしまいましたが、ここまで読んでいただき、
ありがとうございました。
それでは、今年も1年よろしくお願いします~。