作品名 | Fate/CCC |
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原型 | PRIMAL HEART |
製作 | 製作代行サンクチュアリさん |
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今回の記事ですが、
特徴的なデザインの真っ赤なドレスを纏ったセイバー エクストラのガレージキット、
PRIMAL HEARTさんの「セイバー 現代衣装Ver」のレビューになります。
こちらのキットは、製作代行サンクチュアリさんが製作されたキットになります。
原型を制作されたのはPRIMAL HEARTの橋本涼さんで、
今までに数多く(商業フィギュアも含めて)のフィギュアを生み出された原型師さんですね。
特徴的な髪の毛や顔立ちなど、どこからどうみてもセイバーですね。
このキットの最大の特徴、深紅の現代衣装ですが、
こちらはゲーム「Fate/ccc」にてオプションとして登場した衣装となります。
ゲーム絵でもエクストラは赤のイメージですが、
こちらのキットもタイトルの通り、深い赤色で塗装されていますね。
このキットのスケールは1/7となっていますが、
すこし大きくて1/6ぐらいのサイズとなっています。
同じスケールのフィギュアと並べてみると、その差は歴然ですね。
頭一つ分ぐらい違います。
やっぱり大きいと迫力がありますね。
それでは、いつも通りですが、全身をぐるっと見ていきましょう。
まずは正面(台座ベースですが・・・)
他のセイバーと比べて、かなり大人な感じがしますね。
やっぱりドレスのせいでしょうか?
胸の下にリボンが付いていて、紐が少し締め付けられているのが
見てわかる造形となっています。
女性の体の柔らかさが、この窪みと皺で伝わってきますね。
あと、スカートのフリルの造形がすごいですね。
ここはいくつかパーツ分割されている箇所だったと思いますが、
複雑な形状が綺麗に表現されています。
本当に生地のようですね。
塗装も手前と奥まった部分とでグラデーション塗装されており、
より立体感が出ていますね。
スカートのフチの部分も綺麗に塗り分けられいるのですが、
単調な色では無く、手前となる箇所がハイライトとなるように
細かく塗装されています。
塗装の見どころといえば、脚のストッキングの塗装も素晴らしいですね。
生地の薄さを表現する為にうっすら肌色が透けているかのように形に合わせて、
グラデーション塗装されています。
もしここが単色で塗装されていたら、フィギュアの印象はまったく別物になりそうですね。
こういった表現をしようと思うと、やっぱりエアブラシが必要になってきそうですね。
続けて、横に向けて。
セイバーエクストラは、他のセイバーと比べて胸が大きいですね。
しっかりとボリュームあるように造られていますね。
この角度から見ると、腰?のくびれが凄いですね。
上半身を少し捻ったポーズなのですが、
こういった見えにくいところにも細かく衣装の皺が造られているのですね。
二の腕の飾り?もうしっかり造形&塗り分けされています。
肌色部分はサフレスで塗装されています。
やっぱりサフレスだと透明感がありますね。
太ももに付いている飾りもしっかり造形&塗装されています。
フリルのヒラヒラが細かく造形されていますね。
この角度から見てもストッキングの塗装は自然な感じでイイですね。
膝周りや膝裏の形が際立って見えます。
こういった表現は、造形も塗装もきちんとしていないと逆に不自然になってしまいそうですね。
靴はツヤツヤに塗装されています。
ストッキングとの質感の違いがハッキリと見てとれますね。
また金具のところは綺麗に塗り分けられています。
足の甲やかかとに出来る皺も自然に造られています。
このフィギュアで一番いいと思ったポイントは、実はこの部分になります。
続けて、後ろ姿。
太ももが目立つように際どい角度で撮影してみました。
(ちょっとパンツが見えているかも・・・。)
ストッキングの膝裏部分がイイ感じですね。
ふくらはぎ等、立体感を感じるように塗装されています。
スカートのフリルは、全周しっかり造形されています。
後ろ頭には大きなリボンがあり、皺まで造り込まれています。
また、セイバーの特徴的な髪型もしっかりとモールドで再現されていますね。
(ちょっとリボンのホコリが目立ちますね・・・。ごめんなさい)
少し角度は変わりますが、背中のラインがとても綺麗ですね。
サフレス塗装と相まって、美しさが際立ちます。
背中でクロスしている肩紐は綺麗に塗り分けられています。
ドレスのフチに白いフリルが造られていますが、こちらは公式にもあるのでしょうか?
アクセントが効いていて、衣装の可愛さが増しているように思います。
結構、後ろ姿などは原型を造られる方の創造で造られている部分があり、
そこがこういった立体物の見どころかなぁ~と思っています。
さらに回転させてみます。
肩や腕、脇や胸の横など美しいですね。
肘や脇の下など肌の暗くなる箇所には、わずかですがシャドウ吹きされています。
指先は爪まで造形されています。
爪は艶のある塗料で塗装されており、マニキュアをしているように見えますね。
もちろん反対側の指先も塗装されています。
このセイバー、顔はどの角度から見ても崩れる事は無いですね。凄い造形です。
瞳は手描きされているのですが、視線に違和感ないように丁寧に塗装されていますね。
瞳はクリアコートされているようで光沢のある感じになっています。
撮影する角度によっては、フラッシュの光が反射するくらいにコートされており、
目で見る分には潤いがあるように見えてイイですね。
右目の上にあるハイライトはフラッシュが反射したものです。
もちろん眉毛も綺麗に描き込まれています。
首の傾きや左手の形はとても自然に造られていますね。
ドレスの表面は思ったよりザラザラしています。
これは生地の質感を出す為に塗装でわざされているのか?
元のキット状態で表面がこういったものなのかは、
このキットの販売時の状態や、他の完成品を私が見た事が無い為、
何とも言えませんが、私はこの表現はイイと思います。
次は、お待ちかねのパンツです。
他の作例ではどうなっているのか知る由も無いのですが、
この作品では黒で塗装されています!!
少しレースっぽい造形になっているようですね。
太ももの造形がとても自然で柔らかそうに見えますね。
この角度からみると、太ももの塗装の美しさも良く分かりますね。
太ももやパンツにどうしても目が行っていましますが、
スカートのヒラヒラはしっかりと裏側まで丁寧に造形されています。
パーツの厚みも絶妙ですね。元のキットもしっかり見てみたかったです。
最後にバストアップを2枚撮影して見ました。
このキットは、セイバーエクストラの魅力溢れる素晴らしいキットだと思いました。
こちらのキットを製作されたサンクチュアリさんは
この記事を書いた時点では製作依頼を受け付けられているようです。
もし、気になった方がいらっしゃいましたら、一度、お見積りをいただいてみては如何でしょうか?
以上、今回もここまでお読みいただいてありがとうございました。
次回もまたガレージキットのレビューを時間を見て、書いていきたいと思います。