メーカー | マックスファクトリー |
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作品名 | Dragon’s Crown(ドラゴンズクラウン) |
サイズ | 1/7スケールフィギュア |
原型制作 | デイラ |
彩色 | 広瀬裕之(デコマスラボ) |
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グッドスマイルカンパニーが展開するワンランク上の高級フィギュアシリーズ「ワンホビセレクション」に
新たなラインナップとして、「マックスファクトリー ソーサレス」が発売されて、
先日、我が家にも届きましたので、早速、撮影してレビューしてみたいと思います。
私は、Dragon’s Crownというゲームはやったことは無いので、
このソーサレスも他メーカーから何体かフィギュアが出ているな~ぐらいにしか知らないのですが、
デコマスをみた時、これは良さそうだ!と直感ですぐにポチりました。
今回は新たな試みとして、出来るだけ細部の塗装をアップで撮影して、
配色について、出来る限り紹介してみたいと思います。
先日TwitterのTLに
このフィギュアの彩色を担当されたデコマスラボさんの「フィギュアの彩色について」の
ツイートが流れてきて、とても印象に残りました。
ふと、今までフィギュアを眺めている時に、
色の事をどれだけ考えていただろうかと振り返ってみました?
正直なところ、パンツの色ぐらいしか確認していなかったように思われます・・・。
(彩色を担当されている方に申し訳ない・・・)
髪の毛に対するグラデーションが綺麗に塗装されているとか、
はみ出し無く塗り分けられているとか、ホコリが付いていたとか、指紋が付いていたとか
塗装自体を気にしている話やレビューを書く事はあっても、
配色がおかしいといったような色自身の話は、完成品フィギュアの中ではした事も聞いた事もないですね。
如何に自分が色をスルーしているか思い知らされました。
(とはいえ、フィギュアは立体物なのでスカートの中は気になりますよね?)
余談ですが、新しいフィギュアの発売日が近づくと、
アクセス解析にそのキャラクター名+パンツという単語が出てきます。
やはりパンツに対する原動力は馬鹿にできなさそうですねw
ただ、色というのは、少しややこしい問題を含んでいるように思われます。
正直、人によって色の見え方は異なり、自分の見えている赤色が他人にも同じ色に見えているとは限らないと思います。
私も生まれつき色弱と言われており、色覚テストでは一人だけみんなと違う数字や模様が見えていました。
(今でもそうだと思いますが、自動車の運転には支障が無いレベルのようです)
それが原因でフィギュアの色の見え方が変わっているかどうかは分かりませんが・・・。
あと、フィギュアの塗装についてですが、
レビューに使っているフィギュアは、
工場で大量に作られた量産品の為、個体差はどうしてもありますので、
他のソーサレスと塗装が多少異なる部分があるかもしれません。
出来るだけ細かいところまで紹介できたらと思いますが、
もしかしたら、個体差の部分を紹介している可能性もありますので、
大体こんな感じという事で見ていただけたら助かります。
それでは、早速、フィギュアを見ていきましょう。
まずはパッケージと同じ向きから。
杖やガイコツの持つ剣などのフィギュア以外のアイテムの塗装が良く見えますね。
少し回転させて。
チラッと見える背中がセクシィーですね。
この角度では腰の帯の色が鮮やかです。
台座のガイコツはデコマスと比べると、やや緑っぽい色でしょうか?
髪の毛のうねうね感が凄いです!!
多重構造になっていると思われますが、パーツ毎の色の違いは無く、
別パーツとは思えない仕上がりになっていますね。
また、台座の岩?石?もしっかり見えますね。
ツヤの関係かちょっと模型っぽく見えてしまいます。
ここはもっと艶が抑えられているほうが重厚感があって良かったかもしれませんね。
(気になるようでしたら自分で吹けばいいかもしれませんが、白っぽくなりそうです)
ただ艶消ししている製品ってあまり無いような気がするのは、
耐久性とかコストとか色々な理由があるのでしょうか?
さらに回転させて。
この角度では、なんといっても美しい脚に目がいってしまいますね。
少しムッチリしていて、脚を組んでいるところ部分はとても柔らかそうです。
この見た目で柔らかく感じるには、まず造形が自然に造られている必要があると思いますが、
シャドウ部の影の付け方も非常に重要かと思います。
指先、かかと、足首、膝裏、膝などに少し暗い色が塗装されていますね。
一周まわって。
このフィギュアは帽子とスカート部が取り外せる仕様となっています。
(スカートは後で取り外しますね)
帽子があるとどうしても顔や胸のあたりが影になって、
暗くなってしまいます。
帽子が無いほうが表情がしっかり撮影出来ましたので、
自分はとしては、この姿がおススメです。
ワンホビセレクションのWEBページに、
「ヴァニラウェア独特の重厚な塗りを完全再現」とあるように
色彩豊かなハッキリとしたグラデーションで全体的に塗装されていますね。
では、順番に色々なところを見ていきましょう。
まずは顔から。
片目を閉じてウィンクしている表情で、大人の女性といった雰囲気が漂っています。
瞳は睫毛まで細かく描かれていますね。
アイプリは少し光沢があって、
撮影する角度によってはフラッシュやレフ板が反射してしまうこともありました。
こんな時にPLフィルターをレンズに装着すれば、反射を抑える事が出来ますね。
(この撮影ではPLフィルターを使用していませんが)
このフィギュア、原型を制作されたのはデイラさんという事ですが、
デイラさんの作品といえば、自分が真っ先に思い浮かぶのは
昨年のワンフェスでSakaki Workshopsさんで販売された加賀 水着Verでしょうか。
この加賀については、唇を拘って造られたそうなのですが、
ソーサレスも唇はプルンとした形で造られていますね。
面相は彩色を担当されたデコマスラボの広瀬さんのお仕事になるのでしょうか?
彩色担当のお仕事がどこまでなのか、いつか機会があれば、
お伺いしてみたいですね。
続けて、上半身のアップ。
まず目に飛び込んでくるのはその印象的な胸ですね。
キャラクターの特徴がしっかりと表現されています。
胸の部分の衣装の模様についても細かくモールドが施されています。
奥まっていて、うまく撮影出来なかったのですが、
鎖骨周りもしっかりと造られており、女性らしさが表現されています。
この鎖骨と首の筋の出方によってセクシー度合が変わってくると思います。
いきなりスカートが無い写真になっていますが、
胸の下の部分、うっすらと下地が見えてる?肌色?になるように塗装されています。
これは生地が薄くなっているという事の表現なのでしょうか?
あと、造形では左腕が胸に当たって、
少しへこんでいるところは見逃せないポイントでしょうか?
腕の塗装も生地が伸びているところと縮んでいるところで色が異なるようになっていますね。
今度は視線を下げていって台座を見てみましょう。
台座で一番目立つのは、スケルトン(骸骨)でしょうか?
彼女はゲーム中でもこのスケルトンを操れるようですが、
よく見てみると、杖で頭を小突いているようにも見えます。
このスケルトンは剣を持っているのですが、撮影用にわざと外しています。
あと、スカートで見えづらくなっていますが、
スケルトンのシールド(盾)がドーンと存在しています。
その他、杖や靴など気になるポイントもたくさんありますね。
スカートは向かって右側からの風でなびいているのでしょうか?
とても複雑な形をしています。
正面から見ると特にその動きのある形が分かります。
杖やお尻にかかっている部分などが風の強さを感じさせますね。
スカートの塗装は基本深いところは暗く、
手前かつ生地が広がっている処は明るい色で塗装されています。
また台座についている裾の部分は生地が重なっていますので暗い色になっていますね。
こういったところは、何色ぐらいで塗装されているのでしょうか?
やっぱり基本は3色(基本色、暗部、明部)なのでしょうか?
余談ですが、こういった塗装のグラデーションが見えやすいように撮影するには、
やっぱり明るい環境で撮影する必要があるように思います。
暗いところでフラッシュで無理やり明るくすると、
微妙な色の階調が吹っ飛んでしまうように感じます。
私はフラッシュを使わなくても、明るく撮れるように露出を調整して、
最後に軽く弱めのフラッシュをディフィーザー有りで点灯するようにしています。
あまり深く考えて検証した事は無いのですが、
PVCやレジンは光を微妙に透過するらしいですので
ストロボ光がいい感じに本体に透過して内部で反射して、
表面に塗装された塗料の色を含んだ光がカメラに入ってきている気がします。
どこかでそんな話を聞いたような気がするのですが・・・。
(左がフラッシュ無し、右がフラッシュ有り)
次にソーサレスを取り外して台座のみを撮影していきます。
この状態で差し込み棒が見えていますが、ソーサレスのお尻の右上に穴があいており
そこに差し込んで台座と接続する形となります。
(また後でその写真もアップします)
スケルトンは、ソーサレスが腰かけている石の山から出てきているという事なのでしょうか?
首回りを見ると分かりますが、肋骨の中には石が詰まっていそうです。
この角度だとスケルトンがちょうど横顔で見れるのですが、
眉間と鼻の間の窪みなどが造られていて、いかめしい表情が表現されています。
心なしか口角が上がっているようにも見えます。
盾の正面から。
窪みや欠けなどダメージ表現がなされています。
左上、右下には錆びの表現もありますね。
デコマスでは、もっと全体的に錆が広がっていて風化しているように見えましたが、
ここは少しおとなしめになっていますね。
もうちょっと金属感が欲しかったかも。
ちょっとお菓子のような質感に見えてしまいます。
靴の横の白い凸は、スカートの裾を差し込む場所となっています。
スケルトンを正面から。
本来、骸骨には表情は無いと思いますが、少し恐怖感を覚える雰囲気が
おでこのしわ?窪み?、目の部分の穴の形、頬の骨の形で表現されています。
手に持っているソードについては、シールドと同じように錆などの金属表現が塗装でされていますが、
グッスマのサイトのデコマスと見比べると、少し物足りなく感じますね。
デコマスのほうは、ボロボロですが切られると、まだ身が切れそうな気がしますが、
製品版のほうは、打撲になりそうな気がします。
塗装による雰囲気の違いがはっきりと分かりますね。やっぱり塗装は大切ですね。
あとスケルトンの目の部分はハッキリとした黒で塗りつぶしたほうがイイかもしれません。
(実際やってみたらどうなるか・・・。今度試してみようかな)
スケルトン自体は、やや緑っぽい色で塗られています。
表面はぼこぼこしていて凸部分は明るく、凹部分は暗くなるように塗装されて、
立体感がありますね。
上の写真と併せて見て欲しいのですが、
ソーサレスの靴が片っぽ落ちています。
靴については、よく仕事で見かけるほどよく使いこまれた革の感じが表現されています。
甲のあたりが少し明るくなっているのが革に張りがある雰囲気が出ていますね。
取り外せるパーツの1つ、帽子。
形はよくある三角帽子ですが、紫の生地?が巻いてあるデザインの為、
皺が複雑になっています。
また帽子の先が折れて曲がっっているので、
その部分も形や塗装の表現の魅せるポイントでは無いでしょうか?
巻いてある生地の色は2種類の色が使われているように見えます。
帽子のつばの部分は形に併せて、グラデーション塗装されています。
ここは先に暗い色を塗装してから、ハイライト側を塗装しているのでしょうか?
帽子の内側は頭に乗せる部分には、髪の毛と合わせる事が出来るように
溝が造られています。
一応、帽子と頭は磁石が埋め込まれているようで、
磁力で引き合って軽くですがくっつくようになっています。
(向きを気にしなくても頭に乗せる事は出来そうです。)
もう一つの取り外し可能パーツ、スカート。
こちらは腰の布の横と、スカートの前部が取り外せるようになっております。
(これもキャストオフ?)
スカイチューブのフィギュアではおなじみの素材なのではないかと思いますが、
かなり柔らかく、現在の気温の高さも相まってベロベロになっています。
この季節、着脱は楽なのですが、あまり調子に乗ると塗装が剥げたり色移りしたり破損の原因となりそうなので、
取扱いには気を使います。
装着方法は、フィギュア本体が腰の部分で上半身と下半身に分割できるので、
上半身のほうにスカートを巻き付けてから下半身を合体させる手順となります。
腰の部分のオレンジの布も皺が造り込まれていますね。
あとグラデーション塗装もしっかりされています。
(ここも2色でしょうか?)
塗装自体はスカートを装着したフィギュアを後ろから撮影すると分かりやすいかと思います。
(↑5枚目の写真)
さあ、続けてスカートを外した状態での写真を紹介していきたいと思いますが、
その前に、このフィギュアのもっとも見てもらい箇所を紹介したいと思います。
それは、↓このビスチェの背中!!(彼女の服はビスチェなのかな?)
紐が重なりまで造り込まれていて、
特にしっかりと穴を通しているように見える造形・塗り分けがサイコーですね。
ちょっとこの部分、紐の色が明るめになるようにしてありますが、
紐を立体的に見せる為の工夫でしょうか?
それでは帽子とスカートを取り外した状態で、さっと全体を見てみましょう。
スカートが無くなった事で、隠れていた盾や杖が見えやすくなりました。
スカートが邪魔でうまく見えなかったところもしっかりと造り込まれていますね。
帽子が無くなった事で髪の毛全体の造形が見えるようになりました。
髪の毛がふわっと広がっている部分と密集している部分では色の明るさが異なるように
塗装されていますね。
この髪の毛の塗装に関しては、デコマスと遜色ない雰囲気で
美しくかつ自然に見えるように塗装されているのではないでしょうか?
帽子やスカートといった横に延びる存在が無くなった為、
フィギュア全体のバランスとしては、少し迫力が無くなったように思えます。
あと、話は変わりますが、
私はよくカメラを回転させてフィギュアが傾いたような構図で撮影する事が多いです。
対角線にフィギュアが写るように撮影すると、何か無駄が無く感じるからなのですが、
今回、このソーサレスの足を綺麗に見せるようにしようと思って、
脚が対角線になるように撮影して見ました。
個人的な感覚ですが、斜めに撮影した右側の写真のほうが脚が長いように見える気がします。
ただ、実際、画面で測ってみるとほぼ同じなので、目の錯覚は不思議だな~と
つくづく感じています。
フィギュア撮影でも構図は色々悩ましいと思いますが、
撮るのはタダなのでどんどん撮って、その中に気に入った写真があればいいな~と思います。
さて、せっかく脚がこれだけ綺麗なフィギュアですので、
脚にピントを合わせた写真を1枚。
見ているだけでも綺麗な脚&肌ですね。
脚が重なっている部分の凹み具合も絶妙です。
また塗装による影の出方もごく自然で立体感を感じます。
やっぱり肌が重なるところ(密集するところ?)は色が濃くなるように塗装されていますね。
人間の肌もある程度、光を透過していて色々な色が混ざって目に入ってきていると考えられますが、
皮膚が厚くなる(密集する?)ところは光が透過しづらくなって濃い色に見えてると思いますので、
関節などは色が濃くなるという事が無意識のうちに自然に感じるようになっているんでしょうね?
肘の裏とか腕伸ばすと皺皺になって黒っぽくなりますし、
指の関節でも指を曲げた時と伸ばした時では関節部の色が濃いですから。
足の指まで細かく造られていますね。
脚の爪はうっすらとピンク色で塗られています。
くるぶしが美しいですね!!
次は髪の毛。
公式ワンホビセレクションのWEBページにも記載がありますが、
後ろ髪の部分は複数パーツによって複雑な形が再現されているようです。
いくつのパーツを重ねているのか、わかりませんが、1本1本の塊が先までウネウネとしっかり造られています。
勿論、パーティングラインが残っているという事は無さそうです。
塗装してからパーツを接着していると思いますが、パーツが別という事による色の違いや
不自然なグラデーションの境目等は無さそうです。
基本の色を塗装してから、明るい色を吹き付けているのでしょうか?
明るい色がハッキリとしていて髪の毛の美しさが感じ取れます。
スカートを外した状態だとパンツは丸見えになります。
パンツについても手抜き無く、しっかりと細かいところまで造形されています。
この角度だと太ももの美しい形が際立ちます。
美少女フィギュアのポージングはゲームや作中の絵が元になっている事が多く、
人体の構造上無理があるポーズも存在していて、
結構そのしわ寄せが股関節にきている事がありますが、
このフィギュアでは全くそういった不自然さは無いですね。
(パンツのふくらみは多少演出と思っていますが)
あと、塗装も2色?3色?で塗装されていますね。
生地の伸びている部分、縮んでいる部分に合わせて、塗装されています。
後ろから見るとお尻の部分に明るい色が吹かれていますね。
昔のフィギュアだったら、スカートの中を見ると一応パンツまでは造られているけど
1色でただ塗られているだけというものが多かったですが、
最近はグラデーション塗装されているものが多いですね。
腰の部分に見える穴が台座に接続する穴になります。
もし、フィギュア本体のみで飾る場合、この部分が目立つので工夫が必要です。
右脚は靴を履いている状態になっています。
台座に置いてあった靴もそうですが、しっかりと革の質感が伝わるような造形・塗装となっています。
表面はツルツルでは無く、小さくデコボコしてますね。
靴底もしっかりとグラデーション塗装されています。
土踏まずの部分は色が暗くなるのは分かるのですが、
つま先のほうのグラデーションはどういった意図なのでしょうか?
きっと何か理由があるはずですが、私はよくわかっていないです。
ソーサレスが手に持っている杖ですが、もちろん木製のようです。
先には何やら人の顔や耳のような部分があり、1枚だけ葉っぱが生えています。
また、反対側の細くなっている側はねじれた形となっています。
塗装については、複数の色が使われているようです。
モールドに合わせて暗い色が吹き付けられているのでしょうか?
明るい色はランダムに塗装されているように見えますね。
つい先日、プラモデルの木目をどう塗装するか話を聞いた記憶があるのですが、
その時は木目を濃い色でフリーハンドで描いて、全体に明るい色を適当に重ねて吹いておけば、
それらしくなるという話でしたが、これはモールドも複雑な面への塗装なので色々大変そうですね。
後頭部?に生えている葉は渋めの色味となっています。
杖の表情。
結構、いかつい顔になっていますね。
持ち手側は明るめの色、顔?周辺は暗い色になっています。
このフィギュア、撮影する角度によっては、ちょっとセクシィーな写真を撮る事も出来ますね。
ただ、帽子や足によって影が出来るので自分の道具と技量では、
全体を明るく撮影する事が出来ませんでした。
(どうしても向かって左側の首回りが暗くなってます)
多分、自分の知らない、思いもよらない道具や方法があるんだろうな~と思いますが、
そういういった事を色々考えるのも撮影をしていて楽しく感じますね。
このあと、数枚はF値を開放気味にして、
WBも色々いじって自由に撮影して見ました。
今回、塗装について、細かいところまでじっくり見てみましたが、
(こんなに市販のフィギュアに顔を近づけて眺める事は初めてかもしれません)
今まで如何に自分が色を意識していなかったかよくわかりますね。
1色でベタッと塗装されているか、グラデーションで塗装されているかどうかくらいは
見ていましたが、利用されている色については何も意識していませんでした。
不思議とガレージキットやプラモの作例の場合は、
結構、塗装もじっくりと見るのですが、
それはそのキットを製作した人がわかっているからなんだと思います。
その人のこだわりというか、テクニックを見ようとするからだと思いますが・・・。
今回、彩色を担当されたデコマスラボの広瀬さんがツイートの中で
「「色がいいから買っちゃった」という声が聞こえる時代にいつかします」と
おっしゃられていますが、
自分の中ではとても新鮮な言葉に感じられました。
私はあまりアニメや原作を知らなくても、ガンガンフィギュアを買っていましたが、
フィギュアを購入する動機といえば、その作品が好き、
キャラクターが好きというのが一般的かと思います。
色がいいから購入したという声は、残念ながら、私は今まで聞いた事がありません。
その点については、色々な理由があると思いますが、
やっぱり予約時に見るデコマスと手元に届く製品版の違いにも
原因があるのではないでしょうか?
(デコマスの段階で予約が開始する事が多いので、
製品を見てがっかりしたトラウマを抱える人は少なくないと思います。)
工業生産品である以上、どうしても見本の通りの品質で量産するというのは
不可能である事は分かりますが、
ものによっては、シャドウ塗装の位置が違っていたり、
エアブラシの塗料の粒子が荒いものもあったりします。
今まで交換をお願いするほど、ひどいものが手元に届いた事はありませんが、
心の奥底で、諦めている部分が無いといえば嘘になります。
ただ、過去、手元に届いたフィギュアが
予想以上に素晴らしくて、感動を覚えた事も何回もあります。
今後もフィギュアメーカーが企業努力を重ねて、
予約時に見たフィギュアと変わらない製品を世に送り出してくれれば、
デコマスの配色が良かったから予約した!等の声が出てくるのではないでしょうか?
(今でもメーカーによっては、安心して予約されている方もいるのではないでしょうか?)
ちなみに、デコマスラボの広瀬さんが彩色担当された
「神崎蘭子~Rosenburg Engel~」のデコマス原型?の写真を以下の記事で紹介しています。
グッドスマイルカンパニーの東京・大阪 週末 新作展示キャラバンを撮影してきた。 その2
まだこの記事を書いた6/15現在では
あみあみ等のフィギュア通販サイトで予約できそうですね。
今後、フィギュアメーカーのWEBサイトや模型雑誌などで
彩色を担当された方のお名前もどんどん出てくると
この人だから買おうといった流れも出てくるかもしれませんね。
彩色担当というお仕事についても、フィニッシャーさんとは違うようですので、
そのあたりもどんどん情報が出てきたら嬉しいと思いますね。
どうもブログの最後のほうは、
何が言いたいのかよくわからない状態になりますが、
とにかく、今後はフィギュアの造形だけでなく、
配色や塗装もしっかりチェックして、気に入ったものは
迷わずポチるスタイルでやっていけたらいいかな~っと思ってます。
何かまとまりの無い文章になりましたが、
ここまで読んでいただいて、本当にありがとうございました。
また、フィギュアが届きましたら、レビューしたいと思いますので、
よろしくお願いします。