第14回日本橋ストリートフェスタ2018に行ってきた!!

日本橋ストリートフェスタといえば、
いまや日本中からコスプレイヤーの皆さんが参加される大きなイベントですが、
今年はボークス大阪ショールームで同日開催のされていた模型展示会の見学のついでに、
4年ぶりにストフェスにカメラを持って参加してきました。
参加といっても、恵美須町駅の出口からボークスまで堺筋を北上しただけなのですが、
もしかしたら、このブログを読んでいる方の中にこのイベントには興味があるけど…
行ってみたいと思っているけど…と躊躇している人がいらっしゃるかもしれませんので
簡単にどんなイベントだったか紹介したいと思います!!
(掲載許可をいただけた方の写真もあります〜)

日本橋ストリートフェスタとは…
関西のサブカルチャーの中心地「日本橋」で開催される地域振興イベントです。
同時開催の日本橋コスプレ祭が実質メインのイベントで、
この日は日本橋商店街のメインストリート、堺筋を歩行者にコスプレエリアとして開放しています。

私が初めてこのイベントを知って参加したのが第6回くらいだったと記憶しているのですが
(地デジカがパレードに参加してた時ですね。懐かしい)
地デジカの写真
今回、久々にストフェスについて調べてみたら、
コスプレエリアの増加やコスプレ祭のカメラ参加証など色々と新しいルールが増えていて、
ちょっと戸惑いました。
ただ、最後に参加した年の時、
年々増加するマナーの悪いカメラマン(勿論、ちゃんとした人もいました)に
呆れた記憶がありますので、
カメラマンに対する許可証の販売は良いのではないでしょうか?
(個人的な感覚だと入場料など掛かるお金が低いほど、
 カメラマンのマナーの質が低くなっていると思います)

カメラ撮影参加証はストラップ形式のもので当日は首にぶら下げる等
見えるところに提示しておく必要があります。ストラップ自体はこんな感じのものです。
ストフェスカメラ参加証の写真
イベント当日も購入できるのですが、事前に日本橋のお店で購入できるようでしたので、
私は前日に日本橋総合案内所で購入しておきました。通販もあるようです。
(当日の購入は混雑具合からあまりおススメしません。)

正直なところ、この参加証をどれだけの人がちゃんと買って参加しているのだろうと
半信半疑でしたが、
私が見た限りでは、撮影されている方はみんな、キチンと参加証をお持ちでした。

なので、来年のこのイベントにカメラマンとして参加したいと思った方は、
まず、この参加証を必ず購入をしてご参加ください

コスプレ撮影エリアについては、以下のようにエリアと時間が決められています。

なんばパークス横の広場とソフマップなんば店の向かい、オタロード横の駐車場、
アニメイト横向かいの駐車場が新たにエリアが増えたのではないかと思います。
ストリートフェスタの地図の写真
この日はオタロードはとてもじゃないですが、人の多さで歩けないので近づかないのですが、
コトブキヤの前とかどんな感じだったのでしょうね?
(そういえば、いつも痛車が集まっていた駐車場はコスプレエリアになったのですね。)

そして、当日、私はこの機材で撮影に参加する事にしました。

Nikon D3s + Ai AF Nikkor 50mm f/1.4D + SB-700 + 全面ディフューザー
模型展示会の予定もありましたので、マクロレンズは必須だったので、
いつもの60mm一本でという手もあったのですが、
前の経験からもう少し焦点距離の短いレンズが良いかと思って50mmを選択しました。
(今思えば、35mmのほうが良かったかも)
久々にマニュアル絞りのあるレンズを使ったせいで、
絞りの設定がズレて、カメラ側からオート絞りが出来ない状態になっていて
エラーが出まくったので故障かと思って焦りました。

一応、機材に興味がある人がいたら参考程度の情報ですが、
このイベントに関してはズームレンズがあるのであれば、それを使った方が良いと思います。
ニコンで言えば、AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR がベストではないかと思います。
重たいという点を除けばですが。

あと、野外での人物撮影はストロボを使うと影が消せるので外付けストロボのSB-700をつけました。
ディフューザーの使用については、フィギュア撮影の中でも何度もこのブログでも書いていますが、
光を分散して影を柔らかくする為に使います。
因みに晴れた日の野外撮影で使うストロボはそこそこ上位機種の物をお奨めします。
カメラの内蔵フラッシュや簡易ストロボではハイスピードシンクロ(FPシンクロ)に対応しておらず、
シャッタースピードの上限が制限されてしまう事があります。
※ハイスピードシンクロについてはググってください。
話が飛んでしまいますが、以前、サーキットでオネーサンを
絞り開放のボケボケ写真を撮ろうとしたら、SS1/250以上のシャッタースピードに設定出来ずに、
撮る写真、撮る写真、全てが真っ白になった事があります。
(ニコン D300で内蔵フラッシュ使用時)
仕方ないので、F値を16くらいにして撮影した悲しい記憶があります。
これは夏場の屋外ポートレートとか日中シンクロ使う撮影を初めてする人にとっては
結構な落とし穴ではないかと思っています。
(私はこの事を知らずにストロボを2回買い直しました…)
あと、屋外イベントで明るい状況なのにフラッシュ付けてるのは何の意味があるの?
という人もいらっしゃるのではないかと思いますが、
屋外での撮影こそフラッシュが必要になってくるかと個人的には思います。
(そういえば、私はワンフェスではストロボ使わないのにストフェスでは必ず使っていますね)
理由は、光が強ければ強いほど影ができてしまうので、
最強の照明である太陽の光によって作られた影を一時的に弱める事を目的としています。
(さらに晴天であればあるほどストロボのTTL調光をプラスに設定しています)

そして当日の朝、撮影参加証とカメラのメモリーカード、バッテリーなど
忘れ物がないかチェックして日本橋へ向かいました。
私は堺筋を北上していくだけのつもりでしたので、
大阪市営地下鉄堺筋線の恵美須町1-A出口から地上に上がって、
カメラを組み立ててから、撮影を開始しました。

いつもあの地下鉄からの階段をドキドキしながら上がって行くのですが、
大体、開始時間ギリギリか、過ぎてから会場に到着しますので、
地上に出た瞬間からそこら中で囲み撮影や撮影順番待ちの列等が出来ていて異空間状態です。
みんなが撮影していると出遅れまいと思うのが、気持ち焦ってきて、
とんでもないミスをしそうになります。
なので、私は必ず一呼吸おいて、撮影を開始するようにしています。
(階段は同じようなペースで登っていた人が地上に出た瞬間、走り出して、
カメラがバッグに引っかかっている状態であたふたしている姿を見て以来、
このスタートだけでも落ち着こうと思いました。)

で、地下鉄の出口を上がって1番最初に撮影させていただいたのが空桜ららさん(@peta_cos)です。
今年の雪ミク、タンチョウ巫女服姿のミクさんです。
空桜ららさんの丹頂ミクの写真
私はフィギュアでしかタンチョウ巫女服verの初音ミクを見た事しかなかったのですが、
雪の結晶マークや袖の五線譜やタンチョウの翼の模様、タイツの模様など
細かいところまで再現されていました。
(写真にそこまで入っていなかったのが残念ですね)
口紅もねんどろいどに付属する祈り顔のようで良いですね。
(頭の中のデータがフィギュアですみません…)
神楽鈴を手に持たれていて、何枚かポーズを決めて撮影させていただきました。
ありがとうございました。

日本橋に通われている方はご存知と思いますが、
堺筋は道路の両脇はアーケード付きの歩道となっています。
この道路がストフェスの日は撮影エリアとして解放されていますので、
路上全体を利用して撮影する事が出来るですが、
私が撮影させていただいた時間帯は堺筋の真ん中をコスプレパレードが通過する時間だったせいなのか
レイヤーさんは歩道の手前にいて、道路の中央側から撮影するという形になっていました。
ストフェス堺筋での撮影のイメージ図2
撮影できる?状態のレイヤーさんに対して、カメラマンが圧倒的に多い状態ですので、
囲む形での撮影となる事が多いのですが、
私は「撮影いいですか~?」とか「お願いします~」と一声かけて撮影させていただいています。
レイヤーさんによっては順番に目線をくれたり、ポーズを取ってもらえるのですが、
やっぱり撮影されるレイヤーさんもいきなり撮影されるより、
決めのポーズや表情など準備も出来ると思いますし、
こちらもタイミングを合わせて撮影する事で、いい写真が撮れると思います。
(私はいつも一度に3枚〜5枚くらい撮影させていただくのですが、
ポーズを次々と決めていただくのとシャッターを切るタイミングが同調した時は、
何とも言えない快感がありますw
これは美少女フィギュアなどの物撮りでは得られない感覚かと思います)
ただ、タイミングよくシャッターを切る為には書き込み速度の速いカメラと、
チャージの速いストロボが必要かもしれませんね。

メイヴ(監獄衣装)に扮するIchiさん(@Ichi_s1128)は声をおかけして、
数枚続けてポーズを取っていただきました。
Ichiさんのメイヴ(監獄衣装)の写真
衣装の作り込みや表情など雰囲気がカッコ良かったです。

同じく、恋するみさきちゃんさん(@_m_usagi)のカードキャプターさくらもポーズを決めて、
撮影させていただきました。
恋するみさきちゃんさんのカードキャプターさくらの写真

続けて、くきひかるさん(@sousa_kuki)の一ノ瀬志希。
ミスティックエリクシル特訓後の衣装ですね。
とても細かい所まで作られていて再現度が高かったです。
くきひかるさんの一ノ瀬志希の写真

3人とも衣装がバッチリ決まっていたのですが、
私のカメラのレンズの関係で全身が写真に入りきらなかったのが無念でした。
(これがズームレンズをオススメする理由です…)

あと、数年前の時には、見かけた記憶が無かったのですが、
撮影させていただいた皆さんの足元や荷物にこの様なスケッチブックが置いてありました。
スケッチブックの写真
もしかしたら前からあったものなのかも知れませんが、
スケッチブックには、ツイッターアカウントなど連絡先が書いてあって、
どうやら撮影した写真をDM等で送ってくださいという事のようです。
昨今、SNSの普及により写真の肖像権の問題が色々と発生していますが、
写真利用の許可の確認が取りやすいので、私はとても良いと思います。
やっぱり人を写した写真は、ブログに使うのはかなり気を使いますので…
(まったく知らない人に連絡するのは、かなり不安でストレスも感じますが、
お互いちゃんと確認しておけば、後から嫌な思いをする事もありませんし)

このイベントでは、当然、男性レイヤーの方も沢山参加されています。
ぶっちゃけて言うと女性レイヤーに比べて、撮影しようとするカメラマンは少ないのですが、
(謎の超望遠レンズをつかうカメラマンはまずいないですね…)
なかなか味のあるコスプレをされている方ばかりですので、撮影をお願いすれば、
落ち着いて、カッコイイ姿を撮ることができます。
こちらは特車二課整備員のコスプレをされていたアナベル・ガトーさん(@gp02_Solomon)。
パトレイバーが好きなのでついつい声をかけて撮影させていただきました!!
アナベル・ガトーさんの特車二課整備員の写真

あと、三島平八のコスプレの千葉如水さん(@Josuicp)のお写真。
特徴的な髪型を見て、もしかして鉄拳の平八!?と思い、
こちらも興奮して声をかけさせていただきました。
千葉如水さんの三島平八の写真
お二人とも、突然のお願いにも関わらず、ありがとうございました。

声をかけるタイミングですが、
レイヤーさんが休憩中だったり、他の方とお話し中の時などは無理に声をかけずに、
他の方を撮影したをほうが良いと思います。
この辺りは、ある程度、慣れが必要かと思いますが、
緊張のあまり声が大きくなって、怒鳴り声になってしまうような人は、
慣れるまでは手を挙げる、カメラを指差すなど、ジェスチャーでやり取りしたほうが
良いかもしれませんね。
あと、この日はストロボ使っていましたので自分がシャッターを切った事が
レイヤーさんに伝わっていたと思うのですが、
ストロボを発光させない場合は、シャッターを切ったタイミングを伝える為に
大袈裟にシャッターを押す指を動かしたら良いかも知れませんね。
(手ブレしないようにあくまで指の動きだけです)

という事で、この後は無事、ボークスに到着しましたので、私のストフェスはここで終了です。
ボークスに到着するまで1時間くらい歩きながら撮影してきたのですが、
久々のポートレート撮影と人混みの中の移動でしたので、かなり疲労していましたw

イベント中ずっと撮影しているカメラマンや撮影されているレイヤーさんの体力はすごいですね。

今回、レイヤーさんを撮影させていただいた写真は、掲載した写真以外にもあるのですが、
その中でもあまり上手く撮れなかった写真は共通している部分がありました。
それは撮影した時の向きで、北向き近い方向で撮った写真は
ほとんどレイヤーさんの顔に影が落ちて表情が見えなかったり、
衣装にも明部、暗部が表れて、パッとしない写真となっていました。
雲で太陽が影に隠れている時は問題無いのですが、太陽の光が当たってるような場合、
影が強く出ていて、ストロボを発光させてもまったく消えていない状態でした。
これは、来年以降の撮影でも気を付けた方がいいかなと思いました。
少し余裕を持って、ちゃんと自分の位置を確認して、
太陽からの光ができるだけ逆光となるような位置から撮影できるようにしたいと思います。
外で順光だと(レイヤーさんからカメラマンは逆光)眩しいでしょうから、目も開けずらいと思いますし。
ストフェス堺筋での撮影のイメージ図3

今回の撮影の反省点としては、
もっと絞り値を開いて撮影すればよかったかなと思います。
このレンズはF値を2.2より開けば、ソフトフィルターを使ったような柔らかい描画になるので、
そういった写真も撮っておけばよかったと思いました。
(昔の写真をみたら、F値2.8で撮影しているのがほとんどでした。)

あと、会場でずっと思っていたのですが、
私が見ている範囲では、レフ板を持ち歩いている人はいなかったですね。
もしかして、レフ板を持ち歩いて、撮影している人の横でレフ係をすれば、
メチャモテなんじゃないでしょうかw
(レイヤーさんからもカメラマンからも)
もしかして、レフ板は邪魔になるので持ち込みがNGなのかもしれませんが、
写真が上手くなりたい人は、レフ板を持ち歩いて、
他の人が綺麗に撮れるようにアシストして周るのも良いかもしれませんね。
(ポートレート撮影が上手い人は、レフ板の扱いも上手い人が多い印象ですので)
来年、気が向いたら、レフ板持ってウロウロしてみましょうか?

今回の記事は以上です。
会場で撮影させていただいたレイヤーさんの皆様、お疲れ様でした。
あと、今回、私のブログへ写真の掲載を快諾いただいた
空桜ららさん(@peta_cos)、Ichiさん(@Ichi_s1128)、恋するみさきちゃんさん(@_m_usagi)、
くきひかるさん(@sousa_kuki)、アナベル・ガトーさん(@gp02_Solomon)、千葉如水さん(@Josuicp)、ありがとうございました。

あと、念のため、書いておきますが、
DM等で連絡させていただいた写真は自由に使っていただいて構いませんので
よろしくお願いします。

来年以降も全員が楽しく参加できるイベントとして開催されるのを楽しみにしています。
気になっている方も、物怖じせず、まずは気軽に参加してみてください。
(そういえば、ガレキ造形界隈の人はあまりストフェスには参加されていないですかね?)

ワンフェスのコスプレコーナーも次回は行ってみようかと思います。
(カメラ機材が増えるので、荷物が大変な事になりそうですが…)

あと、この週末、3/25に難波で開催されるガレージキットイベント「GWC」も
コスプレ参加が可能ですので、もし、興味のあるコスプレイヤーさんがいらっしゃいましたら、
遊びに来られては如何でしょうか?

それでは今回もここまで読んでいただき、ありがとうございました。

1件のコメント

  1. figufiguさん、撮影お疲れさまでした(^^)今回の記事も楽しく拝見させて頂きました。
    >ガレキ造形界隈の人はあまりストフェスには参加されていないですかね?

    やっぱり造形や模型界隈の人達にはまだ、いつもすいすい歩ける日本橋がやたらと人が混むというイメージが強くて、なかなか足を運びづらいのではないでしょうか?
    ただキャラものをしている人はわりとキャラクターの衣装や質感にこだわる人も多いので、そういった観点からレイヤーの人達とモデラーも楽しく議論できるのではないかとは普段よく思ったりします。

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