開催から時間が経ってしまい、遅くなりましたが
2016年10月22日にボークス大阪ショールーム8階イベントスペースで開催された
第14回大阪ねんど会にて、展示コーナーに展示されていた皆さんの作品を紹介したいと思います。
大阪ねんど会の参加はこれで4回目になりますが、
今回も相変わらず自分はプラモを作っていました。
猫鯖さんで見せていただいたフィギュアライズバスト「Liko」を
組み立てる作業をしていたのですが、
周りの方は、次のワンフェスに向けての原型制作を進められていたり、
息抜きにプラモや夏のワンフェスで購入したガレージキットを作られていたりと、
いつも通りのワイワイした雰囲気で楽しい時間を過ごす事が出来ました。
ボークスで開催されるねんど会は、
必要な工具などを下の階で買ってくる事が出来るのがとても便利ですね~。
気を付けないといけないのは、建物内のトイレは利用できないので、
隣のゲームセンターや向かいのコンビニ等でトイレを借りる必要がある事でしょうか。
次回以降の開催も予定されているみたいですので、
まだ参加した事の無い方も、気になっている方は是非、参加してみてください~。
大阪ねんど会ツイッターアカウントで開催日時が告知されますので、
フォローなどこまめにチェックしてみてください。
それでは展示コーナーで撮影させていただいた作品を紹介させていただきたいと思います。
今回も写真の枚数が多い為、2回の記事に分けました。
こちらに掲載出来なかった写真は、次の記事で紹介します。
「ELLE(エルレ)」(オリジナルキャラクター | crestさん)
ねんど会の会場でも、皆さんの注目を集めていた作品。
crestさんのオリジナルキャラクター「ELLE」。
作品全体になんというかパワーのようなものを感じる造形となっています。
髪の毛、衣装、機械の腕など、見どころ満載です。
ワンフェスでの販売に向けて原型を造られている途中という事で
会場で組み立てられた際、右腕の角度が身体と接触して上手くくっつかなかったという事で
右腕が付いていない状態での展示となっていました。
少し引いて全体像。
ELLEの後ろで羽を広げる鷲?鷹?の迫力も凄いですね。
腰に巻かれているスカート?のうねりとフリルの複雑な形が圧倒的な情報量で造形されています。
パッと見て一番最初に目に付くところでは無いかと思いますが、
見れば見るほど、一体どうなっているの?となりますね。
腰に付いているバッグのバックルや足元のブーツのバンドなど
細かな処までしっかりと丁寧に造形されていますが、
髪の毛もかなり複雑な形をしています。
上半身の衣装のフリルも細かいです。
ボタンや腰のベルトのバックルもあります。
フィギュアに向かって左側から撮影。
こうして見るとどんな衣装が見えてきますね。
右足のブーツの折り返しやタイツ、ガーターベルトのような造形がありますね。
オリジナルキャラクターという事でイラストから起こされていると思いますが、
このあたりのデザインセンスは素晴らしいですね。
めちゃくちゃカッコイイです。
後ろ姿。
スカート?の裾には細かい模様があり、凸モールドでそれが表現されています。
皺の流れも自然で綺麗ですね。
髪の毛の動きと合わせて想像すると結構強い風が吹いている感じでしょうか?
流れるような動きのある髪の毛。
細いパーツがいくつかあります。
このELLE、髪の毛もそうですが、全てファンドで造られているそうです。
髪の毛などは気を付けないと、ぽっきり折れてしまうそうですが、
ここまで細かく造られているのは凄いですね・・・。
大きく翼を広げた鳥。
羽の1本1本まで細かくモールドが刻まれています。
今まさに飛び立とうとしている瞬間の躍動感が伝わってきますね。
鳥の背中。こちらもしっかりと細かいモールドが詰まっています。
ここからはねんど会の会場では無いのですが、
偶然、ねんど会のあとに猫鯖さんにcrestさんがいらっしゃって、
右腕の修正を作業されていました。
右腕が付いた状態で撮影させていただけましたので、その写真も紹介させていただきたいと思います。
この角度で見ると、腰に付いている小物の形もハッキリと分かりますね。
設定によると、腕は戦争で失われ、タブーとされている「機械仕掛けの腕」になったという事ですが、
右腕もやはり機械仕掛けの腕という事でしょうか?
上腕から下の衣装と手首付近を締めている腕輪?紐?部分の細さが気になりますね。
表情はキリッと凛々しく、カッコイイ女性を連想しますね。
設定にあるように、断固とした意志を感じます。
上半身など体のアップ。
衣装の縫い目やレースなど細かいモールドがありますね。
肩から腰、太もも、脚にかけてのラインがとても綺麗で、女性らしい美しさがあります。
ファンドの状態だからでしょうか、大理石彫刻のような雰囲気すらありました。
これはもう芸術品ですね~。
キットとして販売される際には、要チェックすべき作品ですね。
「山城 水着」(艦隊これくしょん-艦これ- | たいちさん)
前回のねんど会では、楽造形という事で金剛の胸像をスカルピーで造られていた
たいちさんの次のワンフェス用新作。
この2016年夏用グラフィックとしてブラウザゲーム版の艦これに実装された山城の水着姿を早くも立体化です。
こうした立体化までのスピード感は個人ディーラーさんの作品が早いですね。
こうした作品を手に入れる事の出来る可能性があるのが、ガレージキットの魅力でしょうか?
胸の部分のフリルや、パレオの皺・フリルまでしっかりと造形されています。
あと、三段アイスはオリジナルの演出かと思いますが、
自称不幸艦の山城が持っているという事は、この後、起きる事態はご想像にお任せします。
腰に付いている艤装もしっかりと再現されていますね。
たいちさんのツイートを見る限りでは、アーム部の付け根は回転し、
折り畳みも可能なようです。
扶桑型戦艦の最大の特徴でもある艦橋も髪飾りの部分まで細かくしっかりと再現されています。
面相は下書き状態ですが、少し困惑した表情で可愛いですね。
こうして表情が描いてあると、フィギュア全体の雰囲気が掴めるのでいいですね。
お胸のボリュームもしっかりあります。
水着との境目のへこみ具合が柔らかさを表現していますね。
おへそや下腹部の形も綺麗です。
主砲はプラモなどからパーツ流用したのかと思って、
たいちさんに質問させていただいたのですが、
プラ板などからフルスクラッチで制作されたそうです。
上からみても主砲の形はしっかりと再現されていますね。
今後、複製されたレジンキットとなると歪み等が出てくるかもしれませんので、
砲身を真鍮パイプ等に置き換える方もいるかもしれませんね。
後ろ姿もちゃんと撮影させていただきました。
パレオは後から挟み込む形での組み立てになりそうですね。
こちらのキットも完成が楽しみな作品ですね。
1つだけ気になる点があるとすれば、二の腕のところによくある謎の腕輪が無いので、
組み立てる際は分割線がどうしても出てしまうかもしれません。
(さすがに両腕と肩まわりが1パーツという事は無いですよね?)
サフレスでの組み立てはかなりの練度が必要となるかもしれませんね~。
どうしても難しい場合はキットを組み立てる人が腕輪を造形してしまえば問題無いかもしれませんが・・・。
「朝潮改二」(艦隊これくしょん-艦これ- | ふじもるるさん)
初めて参加したねんど会の時から作品を拝見させていただいているふじもるるさんの新作「朝潮改二」です。
少し成長した美少女っぷりがしっかり再現されていますね。
髪の毛の広がり等躍動感がありますね。
少しアップ。
スカートや袖の皺、胸元のリボンやランドセルを連想させる艤装のベルトなど
細かいところまでしっかりと形となっています。
魚雷発射管や手に持っている連装砲の砲塔もモールドがしっかりと存在しています。
特徴的な朝潮型改二の制服がしっかりと再現されていますね。
左のベルトには防犯ブザーのようなものがちゃんと付いています。
今回は改二丁では無く、改二で立体化です。
少し上の角度から。
ついつい頭をなでなでしたくなる可愛さですね。
凛々しい表情はゲーム絵さながらの雰囲気ですね。
朝潮の真面目で率直な性格が表現されていてイイと思います。
横顔も美しい。
横から見ても顔が破綻しないようにしっかりと鼻筋の高さが造られていますね。
アニメ顔と表現しようとするとどうしても平面顔になってしまう事がありますが、
ほほのあたりの曲面など自然に仕上がっていて可愛いです。
足元の艤装はローファーのような形ですね。しっかり再現されています。
後ろ姿。
艦橋を模した大きな艤装を背負っています。
踵にある穴は舵が付くところですね。
艦橋の窓のモールドが細かいですね。
朝潮改二は現時点で版権許諾が降りているそうなので、
ワンフェス2017Wでの販売は確定しているようです。
今のところ、スケールフィギュアで朝潮改二のガレキを販売されるディーラーさんは
ふじもるるさん以外で把握していないので朝潮ファンの方は是非、購入を検討されてみては如何でしょうか?
ふじもるるさんのディーラー名は「プリメンラボ」という事だそうです。
「KING OF POP」(江口寿史氏 KING OF POP | ちゃーさん)
イラストレーター江口寿史氏のイラストを立体化したキット。
1/35スケールです。(小さい!!)
手持ちでの撮影でしたので、なかなか綺麗に撮影するのは大変でした。
上着のボーダー、デニムスカートの裾、スニーカーの紐などさらに細かいですね。
塗り分けられている事に驚きます。
「アンジェロ・ザウパー」(機動戦士ガンダムUC | ぎんちゃむさん製作 | 原型制作:次郎左衛門さん)
名古屋から遠征されてきたぎんちゃむさんが塗装製作されたアンジェロ。
キット自体は次郎左衛門さんが原型を制作し、C3 Tokyoで販売されたキットですね。
次郎左衛門さんの色気ある造形が活かされる塗装と施されていて、
とてもいい感じですね。
特に下半身のパンツのシャドウの付け方が絶妙で立体感が伝わってきます。
ジャケットのライン等細いところまで綺麗に塗り分けられていますね。
ジャケットや髪の毛など複雑な造形に合わせてグラデーション塗装されていて、
光の当たるところ、影になるところがしっかりと塗り分けられていますね。
ブーツも単純な塗装では無いところが好きです。
面相の流し目もバッチリ決まっていて、
とても艶やかな雰囲気がしっかりと表現されていますね。
瞳に力があると、撮影し甲斐がありますね。
「キャラグミン 冷泉麻子」(ガールズ&パンツァー | さいくろさん製作)
さいくろさんが塗装製作された冷泉麻子。
キャラグミンは元々カラーレジンで造形もしっかりしているので、
手軽に作る事が出来ますが、少しでも手を加えると見違える出来栄えになりますね。
こちらの作品は瞳の部分の形が手を加えられています。イイですね~。
瞳デカールが付属していますので、それをそのまま使ってもいいと思いますが
(自分だったら多分、そのまま使ってしまいそうです・・・)
自分のイメージに合わせて、そのあたりが改造できるのは凄いなぁ~と思いました。
丁寧に仕上げられていて、可愛いです。
最初、キャラグミンと分からなかったくらいです。(さいくろさんに聞いて驚きました。)
「エルドラモデル セーラームーン」(セーラームーン | 朔羅さん製作)
フィニッシャーをされている朔羅さんが仕上げられたセーラームーン。
キットの所有者はちゃーさん。
肌や髪の毛の透明感、コスチュームの質感など、流石の仕上がりですね。
リボンや白い部分はパール塗装でしょうか?
輝きがめちゃくちゃ綺麗ですね。
襟のラインだけちょっとテープがはがれてしまっていますが、
こちらは修正予定との事。
これを見た時、こうした精密なラインはテープで仕上げるのも一つの手だな。と思いました。
後ろから。
膝裏の陰影の付き方なども素晴らしいですね。
こちらのセーラムーンは、現在、猫鯖さんに展示されていますので、
気になる方は、是非、生で現物をご覧になってください。
「マンチキン リトルブライド」(マンチキンオリジナルキット | ひまさん製作)
展示コーナーにそっと置いてあったひまさん製作のリトルブライド。
ツイッターで見かけてから気になっていたんですが、ねんど会の前に猫鯖さんでも拝見させていただいておりました。
瞳がドールアイという事で目力がスゴイのですが、
それだけではなく睫毛まで追加されています。
服、包帯、肌の塗装もしっとりとした感じで統一感があって素晴らしいですね。
恐い雰囲気も持ちつつ、見る角度によっては可愛く見えてきますね。
台座の苔は100均の素材を利用して作られたそうです。
艶の質感と合わせて、少し湿っている感じがして、リアルに仕上がっています。
まさに眼福な作品でした。
※こちらの写真は、製作者様に限り、ご自由に利用いただいて構いません。
また、良かったら撮影させてください~。
まだ撮影させていただいた作品の写真が残っていますので、
次の記事で続きを紹介させていただきます。
大阪ねんど会、会場で作品を撮影させていただいた皆様、
本当にありがとうございました~。