撮影した模型の写真をPhotoshopで白黒写真に加工してみました。

模型展示会やワンフェス等のイベントで、
作品を撮影していると綺麗に撮らないといけないとプレッシャーを感じた事は無いでしょうか?

自分もカメラを始めた頃は何を撮るのも楽しくて、夢中に撮影してきたのですが、
ある時、ふと、もっとキレイに撮らなくては!!手ブレ、ピンボケなんて論外!!と
強迫概念に似たような気持ちでいっぱいになって、
自分の撮った写真を見返すのも嫌になった時期がありました。
(特に昨今のSNSの発達によって、他の方の撮影された写真を目にする機会が増えて、
 余計に不安になった事があります)

綺麗に撮れるように、色々と努力はしているのですが、
未だにブレたり、ピントが外れたりした写真を量産しています。
ただ、そんな写真もちょっと加工するだけで、
カッコ良くすることが出来るのではないかと思い、
昔の写真風に加工して遊んでみたところ、自分なりには満足のいく結果を得られましたので、
ちょっとその方法を紹介したいと思います。

風景や人物など撮影した写真をモノクロやセピア調に加工するというのは、よくある手法かと思います。
模型写真についてもモノクロモードで撮影する、または後から白黒に変換する事で
いつもと違う雰囲気の写真を撮る事ができます。


AFV、飛行機、ガンプラ、フィギュア、どんな模型の写真でも雰囲気がガラッと変わります。

では、どんな感じで写真を加工しているのか、順を追って説明していきたいと思います。
まずは、私のブログでも何度も写真を撮影させていただいている棚家K介さんの製作された
1/700瑞鶴を撮影したこちらの写真を加工していきたいと思います。

1.サイズを調整します。
私は大体ブログ用に短辺が1500pxとなるように調整しています。
後からサイズを変更しても問題ありませんが、撮影したままのサイズのように
大きなサイズの場合、PCへ加工時の負荷がかかる為、処理を軽くする意味もあります。

2.ノイズを加えます。
白黒にした時、ノイズの少ない写真よりも多少ノイズが目立つくらいのほうが
味のある写真に仕上がります。
元々ISO値を高めに撮影した写真の場合は、あまりノイズを追加しなくても良いかもしれません。

特に第2次世界大戦時やそれ以前の模型やジオラマ作品を撮影する場合は、
画質を悪くしたほうが、よりリアルっぽくなります。

2.ぼかしを加えます。
シャープな映像が好みに場合は、このぼかしを加える必要は無いかと思いますが、
個人的には前の工程で追加したノイズがカリカリしていて気になるので、
軽くぼかしてふんわりとした状態にしています。

ぼかし具合は実際に写真を見ながら調整します。
ピンボケや手ブレした写真の場合、
多少、強めにぼかしたほうがごまかしが効いて良い感じになります。

3.白黒レイヤーを追加します。
ここでモノクロの状態にします。

4.明るさ・コントラストレイヤーを追加します。
実際に写真のプレビューを見ながら、明るさ・コントラストを色々変更します。
明るさを明るくすると屋外のような雰囲気の写真に、
逆に暗くすると建物の中のような雰囲気の写真になります。
また、コントラストを調整する事で、影の強さを調整する事が出来ます。


コントラストを強くする事で、太陽光の光がガンガン降り注いでいるような雰囲気になります。
艦船模型で南太平洋の洋上を再現する場合などはコントラストを強くすると良いと思います。

色々と値を調整して、完成した写真が以下の写真です。
途中のパラメータを変更する事で、シチュエーションの違いを表現する事ができます。

また、別の角度から撮影した写真を同じ手順で加工してみます。
トリミング、サイズ変更をした後、

ノイズを追加して、

ぼかしを追加して、

白黒に変更して、

明るさ・コントラストを調整する。

ある程度、この操作の流れをアクションとしてフォトショップに登録しておけば、
ショートカットなどボタン一つで一気に処理する事が出来ます。
(アクションの登録方法は、ここでは割愛します)

上記と同じ手順で加工した写真を加工前と加工後で何点か紹介したいと思います。

加工前

加工後

加工前

加工後

加工前

加工後

加工前

加工後

加工前

加工後

加工前

加工後

以上になります。

私は写真の加工にPhotoShopを利用しており、他のソフトを使ったことがないので、
他のソフトではどんな機能になるのかわかっていないので、
上手く説明できないのですが、
とにかくノイズを入れて、ちょとぼかして、コントラストをいじくる事が重要かと思います。

趣味の世界は、結局、自己満足な部分が大きいと思いますが、
楽しめる事が最も重要かと思いますので、
今回、こうして色々遊んでみて、
多少の失敗も楽しめるように工夫する事の大切さを再認識する事ができました。

もし、今後、自分の作品を白黒で撮ってみて。というリクエストがございましたら、
展示会の時など、お気軽に声をかけていただけたらと思います。

あと、今回、加工例の写真として使わせていただいた作品について、
もし、問題がございましたら、ご連絡いただけたらと思います。
(展示されていた作品を撮影して、勝手に加工しておりますので…)

それでは、今回もここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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