京都駅から西へ15分、人気スポットの鉄道博物館『京都鉄道博物館』を抱える
緑と花で憩える空間として開園している梅小路公園のすぐそばにある
KYOCA内2階に2018年4月にオープンしたものづくりを楽しめる
シェア工房「Atelier Bee(アトリエ ビー)」。
プレオープン当初から明るく広い撮影ブースがありますという事で、
何度か見学させていただいていたのですが、
今回、実際に我が家のドール、DDランカちゃんを持参して、
実際にドール撮影に利用させていただきました。
アトリエビーさんの入っている建物ですが、
実は、いつもお邪魔しているCraftSpace NextGateさんと同じ建物で部屋も斜め向かいになります。
アトリエビーさんは、シェア工房という事で撮影ブースだけでなく、
DIY工作も行う為のスペースや工具も揃っています。
木材やニス等の材料も店内で販売されていますので、色々荷物を持ち込んでくる必要はありません。
また、無線LAN・コピー・FAXも完備されていて、PCを持ち込んで説明書等を作りこむ事もできます。
お店の入り口にあるカフェスペースでは、
休憩ついでにラムネやコーヒーなどを飲んで、ゆっくり過ごす事もできます。
詳しい料金形態は、アトリエビーさんのWEBサイトを確認していただきたいのですが、
イベントスペース利用もできるようですので、ちょっとした模型製作会や撮影会も開催可能ですね。
早速、お店の中を紹介していきたいと思います。
まず、ドールの撮影となれば、カメラ一式とドール、衣装の準備、
撮影で利用する小物と荷物が多いと思いますが、
撮影ブースの利用は、フリーエリアの利用料金に含まれていますので、
中央の大テーブルを荷物置きやカメラの準備スペースとして利用しました。
今回は、カメラ、三脚、レリーズ、ディフィーザー、ドール本体、ウィッグ、衣装、
セリアで買った椅子、ホコリ取りブラシ、ガムテープを持ってきました。
大テーブルは、これだけの道具があっても、しっかりと並べる事の出来る大きさのテーブルでした。
撮影ブースはこんな感じで奥の窓際にスペースが用意されています。
窓は北向きなので、直射日光が入る事はなく、とても柔らかい光が入ってきます。
プレオープン時には無かった新たな設備として、この黒の背景布でしょうか?
つっかえ棒を利用してカーテンのように布を動かして、背景を白色に変更する事ができます。
他にも背景用のパネルがいくつか用意されており、
それを配置して雰囲気を変えて撮影する事ができます。
※サンプルでスマホで撮影した写真です。
※サンプルでスマホで撮影した写真です。
照明設備としては、卓上LED「サンテック シューティングライト CN-T96」のが2灯と、
大きな被写体の撮影に使えるようなバンクライトが2台用意されており、
自由に使う事が出来ます。
バンクライトの電球。
私は使い慣れた自分の三脚を持ってきましたが、
お店には三脚も用意されています。
スマホ用アタッチメントも付いていますので、手ブレの起きやすいスマホでも
セルフタイマー等を使って、綺麗に撮影できると思います。
(耐荷重がどのくらいか分かりませんでしたが、
バッテリーグリップの付いたフルサイズ一眼レフはちょっときついかもしれません)
撮影エリアには折り畳みテーブルも用意されており、
アクセサリー等の小物撮影に利用できます。
スペースが広いので、大型の作品でも余裕で撮影する事が出来ると思います。
被写体との距離が取れるので、
レンズはいつものマクロレンズではなく、ボケ重視の85mmf/1.8Gを利用してみました。
話を戻して、当日は背景パネルを変更しながら撮影を進めていきました。
ちょうどお昼時で窓からの明かりが明るく向かって右側に影が出るので、
バングライトを右側に配置しました。
撮影用のテーブルの上にランカちゃんを配置したのですが、
ドールスタンドは持ってきていなかったので、椅子とパネルを利用して撮影しました。
手に持っている花束は、
即席でアトリエビーさんにドライフラワーの花束を作っていただものになります。
とても可愛いので今度作り方を教えていただきたいと思いました。
可愛い水玉背景のパネル。
少しぼかしたいと思ったので、背景パネルとドールの間を少し開けて撮影しています。
少し角度を変えて撮影。
大理石風のパネルを利用して撮影。
壁にピタッとくっついた雰囲気の写真を撮影したかったので、パネルを斜めに設置して、
ランカちゃんをパネルに横向きにくっつけて撮影しました。
カメラの向きを変えて、反対側の角度から撮影しました。
縞々のラインがプリントされたストライプ柄の背景パネル。
淡い雰囲気なので、とても可愛い写真が撮れます。
パネルを90°回して設置すれば、横ラインの背景にする事ができます。
一緒にドライフラワーの花瓶を置いて撮影してみました。
ドールの撮影は以上になります。
撮影が終わった時点で気付いたのですが、せっかくなのでもう少し色々なレンズを持って来て
撮影させてもらえば良かったと思いました。
卓上のLEDは、フィギュア撮影やガンプラの撮影に最適です。
パポさん原型の「薬研藤四郎-極-」や「バニヤン」も、
フナトモさんが塗装した「83℃ 太秦萌」(原型:八海さん)も、
A-Uさんフルスクラッチの「Sガンダム」のオラザク選手権用の写真も
アトリエビーさんの撮影ブースで撮影しています。
※「薬研藤四郎-極-」と「バニヤン」は、NextGateさんに展示中です。
模型コンテストや自分の作品、販売する商品の写真撮影にも十分使えるスペースと実感しました。
無理に自宅を整理して、撮影空間を確保するよりも、
ちょっとお金はかかってしまいますが、こういったスペースをお借りして撮影するのが
楽なのではないかと個人的に思いました。
最後にお店のラムネを頂いて、アトリエビーさんを後にしました。
予約を延長して、長々と滞在してしまいましたが、色々と撮影を楽しむ事ができました。
また、時間を作って、遊びに来て、
今度はドール用家具等のDIYにも挑戦してみたいと思います。
当日は本当にありがとうございました。
興味のある方は、お店の見学も出来るみたいですので、
気軽に足を運ばれてみてはいかがでしょうか?