2018年2月18日に幕張メッセで開催された日本最大級の造形イベント
「ワンダーフェスティバル2018冬」の企業ホールのレポートの続きになります。
引き続き、一般ディーラーホールの卓で撮影させていただいた
ガレージキットの紹介の続きをしていきたいと思います。
瓢箪山電気´さん(卓5-02-03) | Cerberus Project TMさん(卓6-02-01) |
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びーふるさん(卓7-25-01) | 金平糖工房さん(卓6-16-03) |
のじま鎮守府さん(卓8-25-01) | グレイキューブさん(卓7-16-01) |
フラワーショップさん(卓4-10-01) | 甘いみつの部屋さん(卓5-05-09) |
※ディーラー名や作品名に誤りがありましたら、
コメントやツイッターでご指摘いただけると助かります。
掲載順は順不同です。
瓢箪山電気´さん(卓5-02-03)
いつも大阪ねんど会やNextGateさんのイベント等でご一緒させていただいている
瓢箪山電気´さん(ダッシュが大切)の卓。
原型はいつきさん、彩色はぽこみちさんと役割を分担をされています。
(キットの説明書はぽこみちさんが書かれているのかな?)
今回、アズールレーンの山城を販売されるという事で、
原型状態からツイッターではRT、ファボ数ともに結構伸びている様子を拝見しておりましたが、
会場でもなかなかの速さで完売されたそうです。(販売数50体でした?)
個人的な感覚では、美少女フィギュアカテゴリでは、
今回の会場で注目されていたキットランキングの10位以内に入っていたのではないかと思っています。
GWCでも再販が決まっていますので、関西圏の方は手に入れるチャンスかと思います。
(GWCでは、山城、アイリス、鮎貝りんご、ツチブタとマレーグマ他、販売予定です)
あと、瓢箪山電気´さんの彩色を担当されているぽこみちさんですが、
ガレージキットの製作代行も受付されています。
当ブログで紹介している金剛もぽこみちさんにお願いしました。
WF会場で展示されていた作品を拝見して気になった方は、
見積りを依頼されてみては如何でしょうか?
あと、GWCではぽこみちさんの作例を生で見るチャンスです。
山城 (アズールレーン)
何も言うまでも無く、ゲーム絵から最速立体化されたキットです。
可愛らしくキツネポーズの山城がしっかりと再現されています。
お面や髪飾り、帯の結び目なども細かく造形されています。
複雑な着物の柄はぽこみちさんが塗装で再現されていますが、
梅の花はデカールが付属しておりますので安心です(それでも難しそうですが…)
個人的な要望としては、次は扶桑と並んでいる姿を見てみたいですね。
神威 (艦隊これくしょん-艦これ-)
艦これから補給艦 神威型一番艦 神威を立体化。
いつきさんらしく、ちょっと大人らしい造形となっています。
脇から横乳にかけての造形がイイ感じですが、紐パンも気になるところです。
足元の艤装やカゴもしっかりと造り込まれています。
カゴはレジンではないのでしょうか?
レム (Re:ゼロから始める異世界生活)
アイリス (イラスト:EDさん)
イラストレーターのEDさん(@otogeri)のイラストを立体化されたキット。
あえて色見本は設定無しでシンプルな茶色に仕上げたそうです。
キットを手にした人に自由に塗ってほしいという事ですので、
こうした楽しみ方があるのもガレージキットの魅力ですね。
鮎貝りんご (鉄道むすめ/山形鉄道株式会社/駅務係)
イラストのうさぎ駅長の「もっちぃ」を抱きかかえた姿を
そのまま立体化されています。
お尻のラインも綺麗ですね。
さりげなくヒールのフリフリが細かいですね。
コウテイペンギン (けものフレンズ)
ツチブタとマレーグマ (オリジナル)
手前にはピントが合っていないのですが、すたちゅーさんも展示&販売されていました。
どの作品も可愛いです。
チセとエリアス (魔法使いの嫁)
Cerberus Project TMさん(卓6-02-01)
いつも卓にはお客さんがいる人気ディーラー「ケルベロスプロジェクト」さん。
今回、初めて卓の作品を撮影させていただきました。
(いつもは人が多くて、少し離れたところからチラッと覗くくらいでした)
一応、今回も私が訪れた時間帯でもカメラマンの方がズラッと撮影待ちで並んでいたのですが、
ラブライブ!のμ’sメンバー9人が全員揃って展示されているという事で、
せっかくなので並んで撮影させていただきました。
会場にいた人は、このワンコーナーが明るく輝いていたのをご存知かと思いますが、
ケルベロスプロジェクトさんの卓は、本当に撮影しやすかったです。
こういった言い方だと明るい = 撮影し易いと思われがちですが、
ケルベロスさんはちょっと違います。
上からズラッとLEDライトが照らされているのですが、実はそれだけではなく、
なんと下からもLEDパネルによって光が照射されています。
しかもLEDパネルの上に直接フィギュアを置くと光が強く当たり過ぎるのか
アクリルボックス等によって距離も調整されています。
(もしかしたら発熱の関係かもしれませんが・・・)
こうした複数の光源から均一に近い形で光を当てているので、
顔に落ちる影が薄くなって可愛く撮影できました。
(スカートによる太ももの影も大分消えていると思います)
ここまでの撮影環境を作り出すのは、大変だと思いますが、
簡単に設営できるようなセットがあればいいですね。
(プラダンのヤマコーさんお願いします)
ネロ・クラウディウス (Fate/Grand Order)
フランケンシュタイン (Fate/Grand Order)
少女フィギュア (オリジナル)
高坂穂乃果 (ラブライブ!)
カメラマンの列を整理していたスタッフの方にお話を聞いたのですが、
やはり9人全員の販売は今回が最後との事。
私が並んでいた時点で(14時)μ’sメンバーは
高坂穂乃果、西木野真姫の2人だけ完売している状態でした。
何度も再販を繰り返していただけていましたので、
流石に欲しい人の手には回った感じですかね。
(在庫リスクを抱えても再販していただけるのはありがたい事です)
東條希 (ラブライブ!)
見学している時から、ちょっと気になっていたのですが、
希ちゃんのお腹周りの塗装にヒビが入っています。
私も手元のキットでこんな感じでヒビが入ったものを見た事があるのですが、
これの原因は何でしょうね?
以前あったグッスマクリアーのひび割れの事例とは異なるような気がしますが…。
レジン自体が伸縮したりしているのでしょうか?
小泉 花陽 (ラブライブ!)
星空 凛 (ラブライブ!)
矢澤にこ (ラブライブ!)
南ことり (ラブライブ!)
園田 海未 (ラブライブ!)
西木野 真姫 (ラブライブ!)
絢瀬 絵里 (ラブライブ!)
高垣楓 (アイドルマスター シンデレラガールズ)
レジン製のドール。
私はドールといえば、ドルフィードリームしか手に取った事がないので、
レジン製のドールとはどんなものなのか想像が出来ないのですが、やっぱり固いのですかね?
展示品に触れる訳にはいかないので確認は出来ませんが、
いつか機会があれば(所有者さんに巡り合えれば)確認してみたいですね。
びーふるさん(卓7-25-01)
今回もワンフェス会場では等身大フィギュアを展示されている卓があるのをいくつか見かけましたが、
びーふるさんは既に何体か等身大美少女フィギュアを販売された実績をもつメーカーさんですね。
(レム、ラム、新垣あやせ、結月ゆかり等)
今回は等身大サイズの鹿島が展示されていました。
(卓には通常スケールのフィギュアも展示されていました)
こちらの鹿島は以前、彩色前の展示をワンフェスで撮影させていただいたのを覚えていますが、
あの時の鹿島を表面処理して、塗装されたもののようです。
ちょうど、撮影している時にスタッフの方が横にいらっしゃいましたので、
これは出力品なのか、表面処理は大変だったのか、重さは?とか、色々質問させていただきました。
中国人の方でしたが、丁寧な日本語で色々回答をいただきました。
最後に「この鹿島はパンツもしっかり造られてるの?何色?」という質問については、
「…ワタシ、ニホンゴ、ヨクワカラナイ。」と急にカタコトに!?
色々と忙しい中、訳の分からない質問にまでお付き合いいただき、
本当にありがとうございました。
等身大 鹿島 (艦隊これくしょん-艦これ-)
あと、比較参考用にiPhone8 Plusで撮影した鹿島の写真。
(画素数は私の一眼と同じ1200万画素)
パッと見は一眼レフと比べて遜色ない写りですね。
画像をアップにすると細部はやっぱり解像(ノイズの出方)が違いますが、
センサーサイズやレンズの違い等を考えて、
パッと撮影して、ここまで画像が出てくるというのは技術の進歩を感じますね。
金平糖工房さん(卓6-16-03)
大阪ねんど会出身?の原型師、kenjiさんの卓。
就職されてからは、製作途中の原型を拝見させていただく機会も減りましたが、
今ではバリバリ、Zbrushでのデジタル造形をされているようで、
今回販売されたフランちゃん、テイルブルーともに原型はデジタルで造られています。
彩色についても、ご自身で塗装されて仕上げられています。
前日搬入時等に撮影に行きますよ!と言って、撮影し忘れるのを2回くらいしてますので、
今回はきちんと撮影できて良かったです。
GWCに参加予定という事ですが、どうやらテイルブルーエターナルチェインは不許諾となったそうです。
残念ですが、代わりの展示物があるようですので、当日、楽しみにしております。
フランケンシュタイン (Fate/Grand Order)
テイルブルーエターナルチェイン (俺、ツインテールになります。)
のじま鎮守府さん(卓8-25-01)
ツイッターで能代を建造されている情報はキャッチしていたのですが、
無事、販売までされていて、
当日はついつい卓まで行って「ありがとう!」と言ってしまいましたw
艤装もしっかりと造り込まれていて、カッコイイですね。
ツイッターで拝見したのですが、
次のワンフェスも能代を改修してと考えられたそうなのですが、
ちょっと厳しそうという事のようです。
艤装を変えたくらいでは再販と判定されてNGとなるようですので、
なかなか難しいですね。
(展示のみならいけると思いますが)
グレイキューブさん(卓7-16-01)
葛籠さんのオリジナル娘 (イラスト:葛籠さん / 原型:いえながさん)
葛籠さんの描かれたイラストの娘を立体化されたキットでしょうか?
なかなか展示されている姿もインパクトがありました。
口にくわえているゴムの袋は、3Dプリンタのform2で出力した出力品そのままだそうで、
特に表面処理もされていないそうです。
塗装で積層痕が見えなくなるくらいのレベルだそうです。凄い。
パブロピカソ (原型:吉本アートファクトリーさん)
京都平日ねんど会や大阪ねんど会で何度かご一緒させていただいた
吉本アートファクトリーさんの大学卒業作品。
元はピカソの「Dying BULL」の闘牛をモチーフにされているようです。
(単純な疑問ですが、この場合、版権はどうなるのでしょうね?)
ミマキエンジニアリングの最新3Dプリンタを用いて出力されたものだとお伺いしたのですが、
一体、出力にはおいくらかかったのでしょうね?
展示されている作品は、表面処理や塗装は一切行っておらず、
出力されたものそのままという事です。
闘牛士のおじさんの衣装など細かい所まで色が付いています。
おじさんの衣装の前面のメッシュ?な模様もしっかりと表現されています。
いいケツしてますね。
この辺りのリアルな造形は吉本さんのセンスですね。
複雑な形状の牛もしっかりと再現されています。
14cmスケールの卓上サイズの作品もありました。
こうしてスケール違いの出力を行えるのも
デジタルデータならではの特徴と言えるのではないでしょうか?
(先に紹介したびーふるさんも1/8スケールのフィギュアを等身大にして販売されていたりしますし)
小型LED (いえながさん)
ツイッターで小型LEDの試作を見かけている方も多いのではないかと思いますが、
プラモにガレキに簡単に仕込める小型LEDや小型LEDライトを販売されていました。
LEDの発光パターンを組み込んだ基盤の製作もお願い出来るようですので、
自身の作品用に、または独自パターンでLEDを光らせる基盤を販売したい方などは
いえながさんに相談されてみては如何でしょうか?
私個人としては、盗難防止のパトランプみたいなものを作ってほしいですね。
フラワーショップさん(卓4-10-01)
以前、販売された愛宕バニーが衣装チェンジして帰ってきました。
エナメル風のジャケットを羽織った姿がイイですね。
お腹のボタンと留めたところから左右に引っ張られる感じの皺があるのも素晴らしいです。
私が卓へお邪魔した時には予想通り、完売していましたが、撮影出来て良かったです。
リヴァイ兵長胸像やドラルク胸像など男性キャラの作品も細かく造り込まれていて、
素晴らしかったです。
特にリヴァイ兵長の眼ヂカラが怖いくらいでした。
愛宕3 (艦隊これくしょん-艦これ- / 原型:なぎいさん)
リヴァイ兵長胸像 (進撃の巨人 / 原型:あど。さん)
ドラルク胸像 (吸血鬼すぐ死ぬ / 原型:あど。さん)
島津豊久 (ドリフターズ / 原型:あど。さん)
甘いみつの部屋さん(卓5-05-09)
会場をうろついていて、どこかで見た事のあるレム、ラムが視界に入ってきたので
卓のほうを振り返ったのですが、
そこは昨年3月のGWCでも撮影させていただいたアマイミツノヘヤさんの卓でした。
新作のターニャはベッドに横たわっている姿ですが特に髪の毛が細かく造られています。
フィギュア本体ではないですが、シーツの皺も細かいですね。
アマイミツノヘヤさんの作品は髪の毛の1本1本まで丁寧に造られている印象があります。
3月のGWCへも参加予定とお伺いしていますので楽しみですね。
ターニャ・デグレチャフ (幼女戦記)
天道花憐 (ゲーマーズ!)
天道花憐は展示方法がユニークでフワフワのマットが斜めになるように展示されていて、
真上から見下ろしたアングルで完成見本を見学する事ができました。
レム、ラム (Re:ゼロから始める異世界生活)
『 』(くうはく) (ノーゲーム・ノーライフ)
以上になります。
こうして写真を振り返ってみると、FGOのフィギュアは本当に増えましたね。
特に今回はフランケンシュタイン祭りといっても間違いないほど多かったです。
赤セイバーのネロも人気の高さを再確認しました。
艦これは再販できない為、ちょっと勢いを失ってはいますが、
コンテンツとして好きな方が作り続けているという感じでしょうか?
次回以降、アズールレーンがどこまで増えてくるのか個人的には気になっていますね。
(一応、ワンフェス、トレフェスでは当日版権申請の対象になったようですので、
ゲリラ的に販売する事は出来なくなりましたね。)
あとは等身大フィギュアを展示される卓は、今後、壁卓となりそうですね。
カメラマンの立場からいうと撮影しやすくなって良いかと思います。
撮影の列が長くなると隣の卓に迷惑になるでしょうし、
背景にどうしても後ろの卓のスタッフが写り込んでしまうと思いますので…
ただ、今後、等身大フィギュアが増えてくるとなると、
レンズ等も色々と考える必要がありそうですね。
(スマホのほうが撮影しやすいかも)
それでは今回もここまで読んでいただき、ありがとうございました。
次回はちょっとワンフェスレポート以外の記事を書きたいと思います。