作品名 | 艦隊これくしょん~艦これ~ |
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原型 | スーパーバイザー |
製作 | 文一さん |
商業原型師として活動されていらっしゃるスーパーバイザーさんがワンダーフェスティバル2016冬で販売された
艦隊これくしょん-艦これ-の防空駆逐艦「照月」の完成品を
縁あって手に入れる事が出来ましたので、レビューを兼ねて撮影してみました。
こちらのフィギュアは、模型日々というブログでガレージキットの製作を
日々更新されている文一さんが製作されたフィギュアになります。
この照月ですが、キットをそのまま組み上げた訳では無く、
文一さんが洋服のボタンなどのモールドをウェーブのリベットパーツに交換されたり、
艤装の錨をWLシリーズの錨と交換されたりと手を加えられている箇所もいくつかあり、
文一さんの模型製作のセンスを感じる事のできるフィギュアとなっております。
それでは早速、全体から見ていきたいと思います。
まずは箱の絵にもあります正面からの図?になります。
艦これの絵の再現度が凄いですね。
スーパーバイザーさんのブログで初めて見かけた時は
まだ2015年夏イベ「反撃!第二次SN作戦」をプレイしていた時だったと思います。
冬のワンフェスを目指して製作されているという事でしたので、その時から要チェックでした。
少し角度を変えて、体の正面から。
お腹のところにあるボタン(首のボタンもでしょうか?)や長10cm砲ちゃんの上部のリベット、艤装の腰の部分の錨は
一度、すべて削りとって別パーツに置き換えられているそうです。
(制服のボタン、長10cm砲ちゃんの上部の凸はウェーブのリベットパーツ、錨はWLシリーズの錨と交換)
下地処理を効率良く行う為にそうされたそうですが、
ある程度製作経験が無いとこういった判断は中々できないですね。
あと、胸のスカーフの部分に隙間が出来ていますが、
ここはある程度組み立てが終わった段階で気づかれたそうです。
気付いた時には既に接着剤は固まってしまい、そこだけはどうしようも無かったとの事です。
スカーフは薄くなるように削られているようです。
さらに少し角度を変えて。
中破絵でしか見れないもう1つの長10cm砲ちゃんが見えてきました。
こちらの長10cm砲ちゃんは葉巻?をくわえていないほうですね。
この角度からも制服のボタンがいくつか見えますが、別パーツで置き換えられた事で綺麗に塗り分けられています。
マスキングでの塗り分けを考えると別パーツで製作したほうが良さそうですね。
さらに回り込んで。
もう、こちらの角度は絵では存在しない世界ですね。
どの角度からも見る事が出来るのが立体物の魅力ですね。
この写真で目を引くのが弾薬のベルトでしょうか?
薬莢の部分と弾頭、あと弾薬をつないでいる部分と細かく塗り分けられています。
知人の人が、この照月のキットを見せてくれたことがあったので、
元の状態を知っているのですが、細かいパーツで結構バリがありました。
それを全て取り除かれているようですので、丁寧に作られている事が分かります。
背中。大きな魚雷発射管が目を引きます。
艤装はしっかりとしたグラデーション塗装で重厚感があります。
感じとしてはファニーナイツの艦これフィギュアの艤装の塗装が近いように思います。
太ももや腕はサフレスで塗装されているようで、肘やタイツとの境目など
窪んでいる部分はうっすらと濃いめの色が塗装されています。
撮影するとわかるのですが、綺麗に塗装されている肌色はとても美しい絵になりますね。
少々適当な露出でとっても綺麗に映るので助かります。
この角度は太ももが眩しいですね。
少し俯瞰的な角度から。
頭の鉢巻に書いてある第六十一駆逐隊の文字ですが、デカールで再現されているようです。
ウェーブのクリアデカールにレーザープリンターで文字を印刷して、張り付けられているそうです。
こういった細かい部分を作り込まれる事でキットの完成度がぐんと増していくのですね。
口の中までしっかりと造られていて、そして綺麗に塗装されていますね。
あと目を引く造形で三つ編みのモールドがとても細かいです。
文一さんのブログによれば、グローブの塗り分けが大変だったそうです。
確かに指の形に合わせて曲線がありますので、綺麗に塗るのは大変そうです。
艤装はもちろん衣装も細かく塗り分けられています。
スカーフはしっかりとグラデーション塗装されており、立体感を感じます。
フィギュアはあまりスミ入れされているイメージがないのですが、
照月の胸の部分などの縫い目はスミ入れをされています。
ただ薄めにスミ入れされていますので、違和感は無いですね。
この角度、長10cm砲ちゃんの目?がカッコイイですね。
照月の特徴のひとつ、長10cm砲ちゃん。かっこいい~。
とても渋いですね。
艦底色も変に明るくなく渋めの色で落ち着きがあります。ここもしっかりグラデーション塗装されています。
艤装のスミ入れはとても細かくされていますね。
魚雷発射管の魚雷部分。
魚雷の色も塗り分けられています。あと、発射管の横の扉や梯子等のモールドもしっかりと造り込まれています。
この扉・・・妖精さんが使うのでしょうか?
脚と弾薬。
文一さんが気合を入れて作られた弾丸。この写真だとその細かさが伝わりますね。
あと膝上のタイツの端が締め付けられて窪んでいる造形が素晴らしいですね。
キットは触っても柔らかくないですが、見た目が普通に柔らかそうに見えます。
造形、塗装が揃って、やっと目にする事のできる光景ですね。
脚の艤装。とても丁寧に塗装されています。
グラデーションが綺麗です。
膝裏と太ももの裏。
しっかり膝裏の健の部分の造形も見えますね。
あと、かかとの舵ですが薄くなるように削られているようです。
台座との固定は、各足に1本ずつ真鍮線を差し込んでセットしております。
ちょっと下の角度から。
パンツはしっかりと艦底色で塗装されています。
こちらは中破絵でチラッと見えてますし、姉の秋月もパンツは赤の設定だったと思いますので忠実に再現されていますね。
ここで白色だったりすると、大阪では激しいツッコミが入った事だろうと思います。
もちろんパンツだけでは無く、太ももの塗装の美しさが見て取れます。
艤装の裏側(長10cm砲ちゃん)の足もしっかりと造形&塗装されています。
あと、腰の艤装と船体部分をつないでいる箇所のナット?を見ると、
硬質な感じがして、女性の肌の部分とのギャップがより際立ちますね。
(なんだかうまく言い表せませんが。。。)
スカートはプリーツまでしっかりと造られています。
あと、長10cm砲ちゃんの首の部分?のモールドもとても綺麗に整えられています。
この凸凹の感覚が綺麗なあたりはデジタル造形ならではの綺麗さなのでしょうか?
あとは何枚かtwitterのヘッダー画像用の為に色々な露出と角度で撮影してみました。
自分の中での照月のイメージの関係か、
ホワイトバランスを調整して色味を暖色系にするといい感じで撮影出来たような気がします。
以上、スーパーバイザーさんの照月(文一さん製作)を撮影してみました。
今後もスーパーバイザーさんの造り出されるキット、
文一さんの製作されるフィギュアはどんなものが出てくるか楽しみですね~。
たまに知人の完成品の撮影代行みたいな事もしてますが、
文一さんの製作された完成品でしたら、毎回撮影したいくらいですね。
それでは、今回も長々と書いてしまいまいたが、
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。