はこむす 伊401~艦隊これくしょん-艦これ-

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ガレージキット完成品の入手方法のひとつとして、ヤフオクに出品されている完成品を購入するという方法がありますが、
今回は前々から気になっていた蓮華屋さんの製作されたガレージキットが出品されていたので、落札してみました。

ブログのほうで過去の作品を見てみると、
肌色部分の塗装や光沢部分の塗装など丁寧な塗装がされており、機会があれば、
実際に生で見てみたいと考えて、
何度かヤフオクに出品されたものをウォッチしていたのですが、
いつも入札が多く高額になっていた為、落札する事が出来ず、くやしい思いをしていました。

今回は、ワンフェス直前の出品だった為、新作ガレージキットの為に入札せずに我慢する人が多いのでは無いかと予想し、無事落札させていただきました。

蓮華屋さんのブログを見ていると、運送中の破損を防ぐための梱包にこだわりを持たれているようですので、その点も期待していました。
（梱包については、後のほうで紹介させていただこうと思います。）

では、キットのほうを見ていきたいと思います。
まず、おおッと思うのは、1/12というサイズ。
figmaサイズであり、ドールハウスなどミニチュアの世界も標準的なサイズですが、
最近の市販スケールフィギュアでは、あまり見かけなかったサイズでは無いかと思います。（最近はfigFIXがありますが・・・）

タミヤの小さいスプレー缶と比べてみると、そのサイズが分かります。
スケールが小さいという事は、通常、艤装などの細かい部分が省略されがちですが、
個人製作のガレージキットという事で、艤装の甲板、スクリュー、魚雷発射管の蓋、足の指先まで細かく造られています。
まずはお気に入りのアングルから。

水中に潜航したまま、こちら（カメラ）にピースしているという素朴な娘感溢れる雰囲気で撮影で来たのではないかと思います。

少し別の角度から。
上に向かって浮いている髪の毛の造形が、水中らしさを物語っています。
髪の毛が水中でどのような動きをするか、そのイメージを立体物に出来る才能が凄いですね。
（私は造形できないですが、もし造るとしても避けて通りそうなシチュエーションですね）

上半身のアップ。
キットには瞳デカールが付属していますが、瞳は手描きで描き込まれています。
このキットは、部品が細かいものが多い為、一部ペーパークラフトが利用されています。
この写真だと、セーラー服の脇の紐、魚雷発射管のバルブでしょうか。
また、魚雷発射管のベルトはファイバークラフト製のようです。
（説明書を見ると、1枚のファイバークラフトをカットして作るみたいです）

次は艤装を見ていきましょう。

潜水艦の艦橋にあたる部分の上にあるパーツはペーパークラフトのようです。
（機銃はキットに付属していないので、別パーツを購入されてるようです）
この角度で一番の注目点は、お尻でしょうか？
スク水からはみ出している部分などの造形はとても柔らかそうに見えます。
太ももの付け根あたりの塗装も、とても自然なシャドウが入っていますね。

甲板や艦底の塗分けもはみ出しなどは無く、とても綺麗に塗られていますね。
艦橋の上のクラフトパーツの１つは、組み立て時に破損したそうで蓮華屋さんが自作されたものが付いています。
写真によってはわかりにくいですが、太ももの日焼け跡も塗り分けられて再現されています。

膝の裏、くるぶし、かかと、指の付け根など、細かくグラデーションが入っていますね。

しおいの特徴である褐色の肌は少し抑え気味に塗装されています。
うっすらと日焼け跡が見えます。
水着も細かくグラデーション塗装されています。

水着の上に着ているセーラー服？は着脱できるようになっていて、裏側まで塗装されています。

水着の胸の部分には、伊401と名前が書いてあります。

以下、何枚か下からやや見上げる角度で
露出やホワイトバランスを変更して、撮影してみました。

上から海中の光を受けているイメージで。

ホワイトバランスを白色蛍光灯に変更すると青みが増して、水中を表現できますね。

以上、はこむすさんの伊401になります。
キットだけではなく、箱や説明書の作り込みも凄かったです。
今後のイベントで機会がありましたら、キットを購入して作ってみたいですね。

あと、少し蓮華屋さんの梱包の紹介。
ガレージキットの特性上どうしても細かい部品等が多く、バランスも危うい物なども多くあり、
運搬時に破損する可能性は高いと思いますが、とても丁寧に梱包いただけました。
以下、届いた時の梱包を開封した時の写真になります。

運搬中に上下逆さまにならないように段ボールで足が作られておりました。
もちろんワレモノ注意です。

今回、破損しそうなパーツは細かく分かれて梱包されておりました。
もちろん正規品の証である版権シール付の箱の中に、デカール、説明書、艤装が入っておりました。

台座も丁寧に作られており、裏面にはフェルト生地が張り付けられています。
滑り止め＆衝撃吸収の効果がありそうですね。
上着も破損する可能性が高そうですので、形が崩れないようにスポンジで固定されておりました。

艤装が細く長い部分がありますので、折れないように厚紙で挟むように固定されていました。
また、厚紙の裏側にはビニールが張り付けられており、色移りやこすれを防止してありました。

もちろん艦底側の艤装も折れないように固定されておりました。
艤装を固定するマスキングテープの粘着面にもビニールが挟んであり、粘着剤がパーツに移らないようになっていました。

ちなみにマスキングテープで色々と固定されていましたが、全てのテープは端が折り返されており、
簡単に剥がせるように工夫されていました。

製作された蓮華屋さんは現在は製作代行の受付を休止されているようですが、
製作代行の受付再開はブログで通知されるみたいですので、
こまめにチェックされてみては如何でしょうか？

本当は自分でこれくらい作れるようになればいいのですが・・・。