大阪のどこかに、ガレージキットを作る事が出来る喫茶店があるらしい。
そんな噂を聞いたのは、もう何年も前の話です。
その時は、猫鯖さんに通う事になるとは思ってもいませんでした。
WEBで調べてみれば、すぐにサイトは見つかると思いますが、
ガレージキットが作れる喫茶店「がれきっさ鯖」のWEBページはこちらになります。
猫鯖さんの場所ですが、大阪難波の浪速郵便局の向かい、阪神高速高架下横の建物の地下?になります。
最寄りの駅は、大阪市営地下鉄御堂筋線のなんば駅、南海電鉄なんば駅になります。
猫鯖さんまでの道のりの目印としては、高島屋とJRAの交差点にマクドナルドがありますので
その横の道を南へ進んでいくと、浪速郵便局が見えてくると思います。
猫鯖さんの入り口には、下の写真の立て看板がありますので、ここまで来ればわかると思います。
この立て看板から左を向いてもらえば、入店しづらいと噂の入り口が見えます。
何のお店か知らない人が見たら、まるでライブハウスのような入り口になっていますね。
写真を見ていただければわかりますが、階段の角度はかなり急です。
手すりが付いていますので、一歩ずつ確実に進んでください。
雨の日などは注意が必要です。特にガレージキットの完成品を運んでいる時は緊張しますね。
入り口でまず目を引くのは、びっしりと貼ってあるProject.C.K.さんのポスター!!
カッコイイですね。
じっくり見るのはいいのですが、足を踏み外さないように気をつけてください。
しっかりと立ち止まって鑑賞しましょう。
Project.C.K.(プロジェクトシーケー)さんのWEBサイトはこちら。
階段を降りきると、ついに入り口です。
もうここまで来れば、憧れの猫鯖入店までもう少しです。
勇気を出して、ドアをスライドさせましょう。(手動ドアです)
なぜかドアが閉まりきらないようにペットボトルが挟んでありますが、気にしてはいけません。
ちなみに階段を降りて、左の空間にはトイレがあります。トイレはここです。
カラカラカラ…。
ドアを開けて中に入ると大体、店長さんが「いらっしゃいませ。」と声をかけてくれます。
ただ、他のお客さんと話をされている途中という事もありますので、
反応が無くても、くじけてはいけません。
あと、複数のお客さんが来店されている時は会話が盛り上がっている時があります。
なんだかワイワイしている処に入り込むみたいで、
「どうも、失礼しました・・・」とドアをそっ閉じして帰りたくなる事もあるかもしれません。
ただ、そこはそのまま気にせず入っていきましょう。
一度、入ってしまえば、そこは喫茶店。ゆっくりとガレージキットカフェを楽しみましょう。
お店に入って、まず目に入ってくるのは、委託販売コーナーです。
ガレキや模型用の台座、猫鯖ガレージキットや模型製作で利用する工具?などが販売されています。
一度、じっくりと覗いてみるのも良さそうです。
さて、お店はもちろん土足現金なのですが、
この委託販売コーナーの前まで靴で入って、そこから靴を脱いでスリッパに履きかえましょう。
カウンターがありますので、そこに腰かけて飲み物を注文します。
猫鯖さんはワンドリンク制となっていますので、必ず1つは飲み物を注文してください。
飲み物のメニューは、アイスコービーやコーラなど普通の喫茶店と変わらないのですが、
たまに切らしている事があるみたいですので、要確認です。
私は、いつも何も考えず、アイスコーヒーかコーラをお願いしています。
(ジンジャエールもあるのですが、コカ・コーラのカナダドライとは違い、結構辛口でした。
もし、ウィルキンソンのジンジャエールが苦手な人はダメだと思いますので、
コーラをお勧めします)
あと、メニュー表に小さくチャーハン作るよ!と書いてあったと思いますので、
チャーハンも注文できると思います。多分・・・。
猫鯖さんの店内の写真は、撮影したと思っていたのですが、カウンターまわりは全然撮影していませんでした。
そこはご自身の目で確かめてください。
カウンターの上には、メカコレだったり、ねんどろいどだったり色んな物が置いてあって、
飲み物を飲みながら、遊ぶ事が可能です。
他にもマンガとか模型関連の書籍とかもありますので、時間潰しには持ってこいです。
猫鯖さんの料金体系は、飲み物+時間制となっています。
料金の詳細はこちら。
店内では模型製作を行う事が出来る作業ブースがあるのですが、
滞在時間に作業時間が含まれており、気が向いたら作業して、休憩して、作業してを繰り返す事が出来るようになっております。
ちなみに最初の1時間は無料だそうですが、大体、ガレージキットを眺めたり、
店長さんと話をしていると1時間を超える事がほとんどですね。
カウンターに向かって右手の奥が作業スペースとなっています。
猫鯖さんのメインの場所ですね。
ちょうど猫鯖Viewerの撮影をされていたので撮影キットが展開されていますが、
猫鯖さんでは自分が製作した作品を撮影する事も出来ます。
背景用の紙も複数種類用意されているようです。
換気扇は2つあり、2箇所で塗装する事が出来ます。
奥のテーブルの換気扇は強力なものらしく、スプレー缶の塗装もOKという事でした。
エアーコンプレッサーとハンドピースのレンタルもありますので、手ぶらで来店してエアブラシでの塗装もできます。
もちろん使い慣れたハンドピースだけ自宅から持ってきて使う事も問題ありません。
作業スペースの後ろの塗料コーナー。
こちらは確か使い放題と聞いたと思います。利用される時は、念の為、店長さんに確認してください。
ガレージキットを作れる喫茶店というだけあって、肌色系の塗料が多いでしょうか?
もちろん自分が使いたい色がある場合は、持ち込みOKです。自宅で調色してから来店しましょう。
あと、店内には所狭しとショーケースが置いてあり、猫鯖さんのお客さんが持ち込んだガレージキットが大量に展示してあります。
展示される作品は、その時その時で色々入れ替わるみたいで、まさに一期一会。
運が良ければ、レアなガレージキットを生で見る事が出来ます。
このサイトで写真を紹介した「SakakiWorkshops 加賀」も展示してありますので、
もし、興味がありましたら、どうぞ、猫鯖さんまで足を運んでください。
ワンフェス等のガレキイベントはどうしても東京での開催が多く、
艦これのような数の少ないキットは、どんなに素晴らしいキットでも目にする機会はほとんどありません。
WEBで写真を見かける事はできますが、せっかく立体物。
やはり目の前で見れる環境があるというのは素晴らしいと思います。
全国でもガレージキットが集まっているお店は、そうそう無いのでは無いでしょうか?
(単純に私のリサーチ不足かもしれませんが・・・)
ちなみに私がカメラを持って、猫鯖さんに遊びに行った時は、
トレジャーフェスタin有明15で販売された
鶴の館さんの新作「ガールズ&パンツァー劇場版 島田愛里寿」の完成展示品と
たけみつ堂さんの新作「艦隊これくしょん-艦これ- 駆逐艦 曙 バニーVer」の完成展示品が展示してありました。
※足元のヴォイテクは鶴の館さんのキットには付属していません。
たけみつ堂さんの曙バニーは、ちゃっかり撮影ブースお借りして撮影しました。
ありがとうございます。
私はこないだのトレフェス有明に行きたいと思って計画を立てていたのですが、
仕事の関係で参加する事が出来なかったので、
この2体の新作が目の前で見れて、大変嬉しかったです。
撮影の順番待ちを気にせずに、好きな距離でじっくりと撮影出来るのはイイですね。
店長さんにカメラ持って来て、作品を撮影する人がいるのか聞いてみたところ、
何人かはいるという事でした。
多分、店長さんにお願いしたら他のキットもショーケースから出してもらえるのでは無いでしょうか?
ただ、展示作品の破損はシャレにならないので、自分では手に触れないようにしました。
あと、ツイッターでもつぶやいたのですが、
2月の大阪ねんど会でご一緒させていただいたえひめさんが原型を造られた「つくもたん」(いであさんが塗装)も猫鯖さんに展示してありました。
ねんど会では見事にスマホで手ブレしまくって写真が全く撮れていないという状態でしたので、
せっかくなので一眼で再度撮影させていただきました。
※偶然ですが鶴の館さんの島田愛里寿の足元のヴォイテクはえひめさんが置いて行かれたそうです。
おへそ周りや膝裏など肌の陰影をはっきりと塗装されているのが目立ちますが、
多分、ワンフェス用の塗装になっていると思われます。
イベント会場はどうしても暗い為、
わざとハイライトとシャドウをきつく塗装する事があると聞いた事があります。
(いであさんから聞いたかどうかは記憶が定かでは無いのですが)
展示する環境に合わせて塗装されるのも凄いですね~。
という事は、自宅では綺麗に塗れたと思っても、猫鯖さんで展示すると・・・?な事もあり得るのでしょうかね?
今、話題のガルパンコーナー。
季節?ごとにテーマを決めて展示をしているそうです。
猫鯖さんのお客さんが持ち込まれた戦車だという事なのですが、これだけの数が揃うのも凄いですね。
もちろん戦車だけでは無く、フィギュアも展示してあります。
皆さんの作品、どれも凄いですね。
こんな感じで、ガレージキットを作れる喫茶店というお店ですが、
ガレージキット以外にプラモデルを作成しても問題ありませんし、
ガレージキットを作らない方でも、フィギュア好きであれば、色々楽しむ事が出来る空間となっています。
これを機会にガレージキットを作ってみたいという方は、
店長さんに作り方を教わる事も出来ます。
もし、猫鯖さんの目の前まで来て引き返した経験のある方、大阪出張を控えている方、
ガレージキットに興味のある方は、是非、猫鯖さんに遊びに行ってみてください。
この記事で、少しでも猫鯖さんがどんなところかお伝えできたなら幸いです。
あと、月曜日は定休日ですので注意してください。
遥々、猫鯖さんまで歩いてきてシャッターが下りていた時のショックは計り知れません。
あと、お帰りの際は、「会計をお願いします。」と店長さんに伝えてください。
ドリンク代と滞在時間を基に料金を計算してくれます。
私は初めて猫鯖さんに行った時、色々話を聞いて、色んなキットを見て、
いざ、帰る時に、
私「それでは帰ります。」
店長「ありがとうございました。」
店長「・・・・。」
外へ出ようとする私。
店長「あのお会計?」
私「ああっ!」
といった感じで、危うく初回から食い逃げ(飲み逃げ?)するところでしたので、
気をつけてください。
また、猫鯖さんの展示コーナーが一新される頃に
店内の様子を時々紹介できたらと思いますので、今後もよろしくお願いします。
猫鯖さん。店内で色々と撮影させていただき、ありがとうございました。
また、遊びに行きますので、よろしくお願いします。