作品名 | 艦隊これくしょん-艦これ- |
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原型 | flat☆flan |
製作 | よっしーPさん |
当ブログでは、ガレージキットの製作代行がどんなものなのか
認知度を上げようという目的で製作代行業者様の作例を紹介しておりますが、
今回は、大阪ねんど会で知り合った「よっしーP」さん(過去製作された作品を掲載しているブログはこちら)の作品を紹介したいと思います。
今回、撮影させていただいたキットですが、
先のワンダーフェスティバル2016夏でflat☆flanさん(原型:御坂大河さん)で発売された
「艦隊これくしょん-艦これ- 大鳳型 1番艦 装甲空母 大鳳」になります。
こちらのガレージキット、ワンフェス2016冬の時点から
とても気になっていたのですが、
いざ、この夏、イベント会場に入ってしまってからは浮かれてしまって、
見事に大鳳を見忘れるという事をやらかしており、残念な思いを残していました。
この度、運良く、こちらのキットを完成させてくれる製作代行者を探している方から
私に相談をいただき、代行業者様を探していたところに、
ちょうど、よっしーPさんがいらっしゃたという経緯がありますが、
元々、よっしーPさんについては、ヤフオクで作品を出品されている事、
ブログで完成品の写真を紹介されている事も知っていて、
かつ、GWC大阪でも塗装実演をいであさんと一緒にされていた事も知っていましたので、
いつか代行をお願いして、その作品を紹介したいと考えており、
まさに必然という事で、すぐに製作代行をお願いさせていただきました。
では、早速ですが、完成させていただいた大鳳を見ていきたいと思います。
まずは正面?から。
よっしーPさんとも話をしたのですが、どこが正面なのかはよくわかっていませんので
艤装が一番良く見える角度を勝手に正面と想定して撮影しております。
(本当は目線がこちらを向いているところなのかな?)
このキットをTwitterで初めて見た時から驚いていたのですが、
このダイナミックなポージングはデジタル造形ならではでしょうか?
ちょっと全身を片足だけで支えるのは不安でしたので、
事前によっしーPさんに支え棒をお願いして、
右ひざの部分をしっかりと支えられる支柱パーツを追加で製作してもらいました。
(支柱を外して展示も可能という事でしたが、実際にはかなり不安定でしたので、
そのまま撮影しました。)
あと、撮影時にはセットしておりませんが、
飛行甲板の艤装用の支柱も製作していただいております。
こちらの支柱は必須では無いのですが、
長期保管を考えた時にあったほうがいいかと思って、
一緒にお願いさせていただきました。
少し角度を変えて。
この角度から見ても、躍動感がありますね。
右腕の皺の造形もバッチリ見えますね。
こういった見えなかったところが見れるのが
実物が目の前にある事のメリットでしょうか?
腰の艤装と艦橋、飛行甲板をつないでいる部分もしっかりとモールドがあります。
あと、艦橋の上にあるマストですが、真鍮線?プラ棒?に置き換わっています。
キットの状態では隙間が埋まった1つのパーツでしたが、
よっしーPさんのご厚意でリアルな感じに仕上げていただきました。
さらに角度を変えて、背後から見てみましょう。
艦橋の側面や煙突の側面には細かい凹モールドがありますね。
ボウガンのグリップ、弓の部分は木目調で塗装されています。
かなりリアルな感じに塗装されていると思います。素晴らしい!!
あと、弦の部分も金属線に置き換えられています。
キットにはレジン棒が付属しているのですが、
ちょっとした事での破損の原因となりそうでしたので、
金属線への置き換えをお願いしました。
あと、この角度ならではのポイントがあります。
それは脇、横乳、背中です!!
この部分については、多分、このキットの見せ場のひとつかと思いますが、
よっしーPさんもそう思われたそうで、
太ももよりはこの部分の塗装に気合が入ったとの事でした。
撮影した写真を見返して、納得致しました。
フィギュア本体の真後ろから。
大鳳はスパッツを履いてしますので、残念ながらパンツは見えないですね。
腰の艤装は結構、あっさりとしていますが、
機銃の砲身は金属線に変更していただいています。
あと、ちょっと分かりにくいですが、飛行甲板側の艤装の中に
予備の弾倉が2つセットされています。
(左手で手に取ろうとしている弾倉とは別に)
弾倉は別パーツだったのですが、
こういった見えにくい所まで造りこまれているのはいいですね。
別パーツとする事で塗装しやすかったのではないかと思います。
(実際によっしーPさんの感想では、パーツの合いも良く、
作りやすいキットだったとの事です)
本当はこれが正面かもしれない角度から。
この角度からでのみ見る事の出来る頬のライン、イイですね。
また髪の毛の動きもあって、やっぱりこの角度が一番見栄えがイイのかもしれませんね。
(胸のあたりも・・・)
飛行甲板は綺麗に塗り分けされています。
白いラインも綺麗ですね。
あと、こうしてみると、艤装は単調な塗装では無く、
濃淡のあるグラデーション塗装がされている事が分かりますね。
マガジンは特にグラデーションがキマっていると思います。
髪の毛のハイライトも自然な感じに仕上がっていますね。
一応、参考に髪の毛の部分のアップ。
髪の毛の内側やスキマに塗り残し等も無く、綺麗に塗装いただいています。
少し下の角度から撮影したお尻。
ちょうど撮影した日が10/4で尻の日という事でしたので、
ネタ用に撮影したのですが、ツイートは間に合いませんでした・・・。
あと、この角度からだと、飛行甲板の弾倉が見やすいですね。
膝裏も綺麗に塗装されています。
上半身のアップ。
面相はデカールではなく、手描きで塗装されています。
(キットにもデカールは付属していませんでした)
瞳や眉毛のラインに歪みは無く、綺麗に描かれていると思います。
光の当たり方(前髪の影)の関係で、向かって左側の目が色が濃いように見えますが、
現物ではそんな事はありませんでした。
ボウガンの艤装のアップ。
矢が発射される箇所(艦載機が発艦する箇所)も飛行甲板のようになっていますね。
細かく木目調にしてあります。
また、ゲーム絵にもあるようにマガジンに小さく「攻」と描かれています。
こちらは筆で漢字を書かれているのだと思いますが、改造前の大鳳で良かったです・・・。
大鳳改の場合は、「戦」になりますので、デカールの自作をお願いするところでした。
台座のアップ。
こちらは元の木製台座をレジン置換されたものの表面に
プラ板でへクスのモールドを追加されています。
支柱を置く箇所だけプラ板が無く、支柱の位置を間違えずに済む形となっております。
台座については、よっしーPさんにお任せしておりましたので、
ここはオリジナルの仕様となります。
大鳳との接地はつま先のみで、この部分にアルミ線が入っているとの事でした。
最後に絞りを開放気味にして撮影。
細部まで造形にキレがある素晴らしいキットですね。
塗装も丁寧に仕上げていただいていますので、より魅力が伝わってきます。
以上、flat☆flan 大鳳のとなります。
ちなみに今回の製作代行費用は、台座・支柱・工作込みで7万円(税込)でした。
※よっしーPさんに金額公開の許可を頂いています。
※キット代は除きます。
よく私のブログに到達している検索キーワードに
「製作代行 相場」とか「製作代行 金額」といった金額にかかわるものも多いのですが、
やはりコストは重要なファクターと思いますので、
1つの参考例として、検討いただけたらと思います。
作業期間は着手されてから1ヶ月くらいでした。
依頼時の状況によって、最終的な納期は変わってくると思いますので、
見積り時に確認してみてください。
あと、この記事の写真は、猫鯖さんの撮影機材(カメラとレンズを除く)を
お借りして撮影しております。(いつもありがとうございます。)
水色の背景紙+フォトラで左右から光を当てて、三脚を使用して、撮影しました。
一応、カメラのフラッシュは点灯していますが、いつものようにA4用紙ディフィーザーをしています。
あと、いくつか宣伝ですが、
依頼者様の意向により、この大鳳をしばらく猫鯖さんに展示していただきます。
(といっても10月いっぱいくらいですが)
おそらく関西では、このキットを見れる機会はあまり無いと思われますので、
誰でも見る事の出来る猫鯖さんにお願いしました。
また2016/10/8-10/10にかけて、ボークス大阪ショールーム8Fで開催される
「第7回関西まるち模型倶楽部(仮)展示会」によっしーPさんの作品として、
この大鳳の展示を予定しています。
直によっしーPさんの作品を見るチャンスですので、
是非、気になっている方は会場にお越しいただけたらと思います。
(展示の日程については、10/8は確定していますが、10/9, 10/10が未定です)
一応、私もブログや猫鯖Viewerで利用している360°画像閲覧アプリのサンプルを展示予定です。
(初期データに対応を登録しますが、順次会場で撮影した作品を追加していく予定です。
こちらは10/8, 10/9のみの予定です。)
あと、以前、猫鯖さんで撮影させていただいたよっしーPさんの作品も
参考にアップしておきます。
「造形フォルテ ネイサン・シーモア(原型:totsuさん)」
以上、ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
関西まるち模型倶楽部(仮)展示会の告知をする必要があったので、
この大鳳を先にアップさせていただきましたが、
まだまだ更新予定のフィギュア・ガレージキットがありますので、
出来るだけ早く更新できるようにしたいと思いますので、
よろしくお願い致します。